がんといえば様々な部位に発症しますが、実はお口の中にも「口腔がん」と呼ばれるがんができます。その数は毎年増え続けており、30年前と比較しておよそ3倍にも。10年以内には1万人を超えるといわれています。
5年生存率60%
口腔がんの年生存率は胃がんの64.6%を下回る60.2%(国立がん研究センター調べ)。言い換えると40%もの方が5年以内に亡くなっていることになります。その原因の一つが「発見の遅れ」です。日本では欧米の先進国に比べ「口腔がん検診」がまだまだ普及しておらず、見つかったときには進行しているケースが多いため生存率も低くなっています。
引用:東京歯科大学口腔がんセンターパンフレット