喫煙と歯周病の密接な関係(3)

「自分の体だから、どうなってもいいや…」というのも大きな間違いです。「受動喫煙」といい、煙草を吸う人の周辺にいるだけでも、たばこの煙による影響を受けます。特に知られているのは子供の呼吸器系の病気ですが、実は、歯周病・小児むし歯・歯ぐきの黒ずみなど、大人子供問わずお口にもさまざまな悪影響を与えてしまいます。

 

今すぐ禁煙しませんか?

 

歯を失えば、食べられないものがどんどん増え、つまらない食生活=質の低い人生になってしまいます。さらに喫煙は味覚が鈍くなって食べ物がおいしくなくなったり、口臭や歯ぐきの色が悪くなるほか、口腔がんのリスクまでも高くなります。豊かな人生を送るためにもいますぐ禁煙を。歯科医院では禁煙のご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にお声がけください。

 

喫煙と歯周病の密接な関係(2)

喫煙者は手遅れになりやすい!?

 

喫煙をしていると、なんとサインそのものが目立たなくなってしまいます。なぜなら、喫煙は血行を悪くするため、貴重な歯周病のサインである「出血」が少なくなってしまうのです。まさに「沈黙の病」をさらに「沈黙」させてしまいます。

 

喫煙している人が歯ぐきから出血しないからといって、歯周病にかかっていないわけではありません。それどころか、喫煙は免疫力を低下させ、さらに、口の中も乾燥するので細菌がどんどん繁殖します。そう、むしろ歯周病は気づかぬうちにどんどん進行していくのです。「喫煙している方が来院してみると、すでに歯を支えている骨が溶けてはじめていた」ということは決して珍しくないのです。

 

 

喫煙と歯周病の密接な関係(1)

歯周病は自覚症状があまりに少ないことから、別名「沈黙の病」ともいわれています。多くの方が自覚せずに歯周病を患い、大切な歯を失っています。しかし、まったく症状がないかというと、そうではありません。

 

歯周病には、そうだと気づかせてくれるとてもわかりやすい症状があります。それは「出血」です。単なる出血だ、と軽く流してしまう方も多いですが、出血は歯ぐきが歯周病菌におかされ、炎症をおこしている証拠。それはまた、歯を支える骨を溶かしはじめているかもしれない重要なサインなのです。このサインに気づいて早く歯科に行けば、多くの歯を守ることができます。しかし、サインに気づくことなく過ごし、結果として手遅れの状態で病院にやってきて、何本も歯を失うという方もいます。

いよいよ新年度です

新年度は4月1日からなのに、学年の区切りは4月2日生まれの子が1番で、4月1日生まれの子が最後です。不思議に思われたことはありませんか?民法の「年齢計算ニ関スル法律」では、「満年齢」は誕生日でなく「誕生日の前日」に1歳増えると定められており、4月1日生まれは3月31日に年齢が増え、早生まれの子と同じになります。このため4月1日時点の満年齢を基準にしている学校制度では、4月2日生まれから学年がかわるというわけです。

 

選挙権も同じく18歳の誕生日前日からだそうです。ただし、後期高齢者医療制度の資格付与は「75歳の誕生日」で、満75歳(誕生日の前日)からではないなど、制度によって基準が異なります。気を付けてご覧になってみてください。徳島においても新しい出来事がたくさん待ち受けていそうな4月。この機会に歯も気持ち良くお手入れして、フレッシュな気分で新しい年度をお過ごしください。