歯ぎしり・食いしばりの恐怖(1)

8割以上がやっている!しかしその自覚のある人はわずか1割!それが、歯をギリギリとさせる「歯ぎしり」、そして無意識にグッと噛みしめてしまう「食いしばり」です。実はこれらは、皆さんの想像以上にお口に深刻なダメージを与えます。

 

こんなにある悪影響!!

 

●歯が削れる・ヒビが入る・折れる

●詰め物・かぶせものが取れる

●歯周病が進行する

●顎が痛くなる(顎関節症)

●口が開かなくなる(顎関節症)

●歯の根の部分がくさび状にえぐれる

●知覚過敏

●かみ合わせが悪くなる

●頭痛・肩こり・腰痛

 

歯ぎしり・食いしばり」は上のような症状を引き起こします。すぐには問題なくても、長く続けば確実に歯の寿命が短くなります

 

日頃からどんなに歯磨きなどでケアをしていても、「歯ぎしり・食いしばり」があると、それだけで歯を失う原因となるのです。さらには歯だけではなく、あごが痛んだり、開かなくなってしまう「顎関節症(がくかんせつしょう)」をも引き起こします。

 

だ液の大切な働き(2)

細菌の侵入をブロック

お口には様々な病原菌が入ってきます。だ液には殺菌・抗菌作用があり、

こうした病原菌の侵入をブロックしてくれます

 

飲み込むのを助ける

だ液がなければ、食べ物が柔らかくならず、さらにお口やノドからも潤いがなくなり

飲み込むことができなくなります!

 

消化促進

だ液には、アミラーゼという消化酵素が含まれており、でんぷんを糖に分解するこ

とで体内への吸収を助けます

 

粘膜を守る

柔らかい粘膜はとてもデリケート。硬い歯や、熱いお茶などで

粘膜に傷がつかないよう、だ液が守っています!

だ液の大切な働き(1)

口臭を抑える

だ液が食べかすや細菌を洗い流してくれることで、お口が清潔になり

口臭を防いでくれます

 

おいしく食事ができる

実は、食べ物の味は舌にのせるだけではわかりません。味成分がだ液と混ざることに

より、はじめて味を感じることができるのです

 

がんを防ぐ

液の中に含まれる「ペルオキシダーゼ」には食品添加物や魚の焼け

焦げなど、発がん性物質の作用を抑える働きがあります

 

アンチエイジング

だ液の中に含まれる「パロチン」は成長ホルモンの一種で、歯や骨の再石灰化

を助け、さらに肌の新陳代謝を促します

 

明けましておめでとうございます

年末年始はたくさん美味しいごちそうを食べたと思いますが、そうした豪華な料理も、何日も続くとさすがに飽きてしまいますね。そんな贅沢な悩みもお口が健康であればこそ。

また、お口が健康であることは食べ物が食べられるということだけでなく、全身の健康や心の健康にも大きく関わることが近年わかってきています。今年も当院はみなさまのステキな笑顔をむし歯や歯周病から守るために精一杯頑張ります!本年もどうぞよろしくお願いいたします。