ドライマウスをご存知ですか?(その3)

原因はさまざま・・・

 

ドライマウスの原因はさまざまです。加齢、薬の副作用、喫煙、ストレス、糖尿病、はたまた難病とされるシェーグレン症候群の場合も…。原因を特定して治すのがベストですが、加齢などが原因で対応が難しい場合は、対症療法として「だ液を出すマッサージをする」「ガムを噛む」「マウスウォッシュを使う」などの方法があります。

 

ドライマウスにはいろいろなリスクがあります。

「最近口が乾くなあ…」と思ったら、まずは私たちにご相談を!!

ドライマウスをご存知ですか?(その2)

死因の№1⁉高齢者は十分注意を!

 

だ液が少なくなると、食べ物をスムーズに飲み込みにくくなります。すると誤って食べ物が気道に入りやすくなり、とても苦しい思いをします(誤嚥といいます)。さらにこの時、口の中で繁殖した細菌が一緒に肺に入り込み、肺炎を引き起こします。これを「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」といいます。実は高齢者の直接的な死亡原因のNo.1は肺炎であり、その多くはこの誤嚥性肺炎であるといわれています。

ドライマウスをご存知ですか?(その1)

ドライマウスは別名『口腔乾燥症(こうくうかんそうしょう)』ともいわれ、だ液が減って口が乾燥する症状をいいます。直接的には口が乾いて不快になる程度ですので「たいしたことない」と思われがちですが、実はドライマウスにはさまざまな思わぬ危険性が隠されています。

 

口の中の細菌はさまざまな病気の原因となりますが、ここで非常に重要な働きをしているのが「だ液」です。だ液はそうした細菌の繁殖を抑えるとともに、むし歯になりかけた歯を修復する役割ももっています。

 

つまり、ドライマウス=だ液が減る、ということは、むし歯や歯周病をはじめ、さまざまな病気のリスクが高まることを意味します。

 

また、ドライマウスは口臭の原因にもなりますが、これはだ液が少なくなったため、細菌が繁殖して悪臭を放っているからです。