だ液の力で自分を守れ!
清涼飲料水など酸の強いものを口に入れると、あっという間に歯が溶けやすい状態になります。しかし、そうした危険から歯を守っているのがやはり「だ液」。だ液には酸を中和する「緩衝能(かんしょうのう)」と呼ばれる力があり、口の中を中性に保とうとしてくれます。梅干しなど、酸っぱいものを食べるとだ液があふれ出てきますが、これは脳が「歯を守れ!」と指令を出しているのですね。
さらにだ液には、むし歯や歯周病をはじめ、口から入り込もうとする様々な病原菌の繁殖を抑えたり、殺菌する役割も。だ液は私たちの体をいろいろな病気から守っているのです。