こんなに凄い だ液パワー!(2)

だ液の力で自分を守れ!

 

清涼飲料水など酸の強いものを口に入れると、あっという間に歯が溶けやすい状態になります。しかし、そうした危険から歯を守っているのがやはり「だ液」。だ液には酸を中和する「緩衝能(かんしょうのう)」と呼ばれる力があり、口の中を中性に保とうとしてくれます。梅干しなど、酸っぱいものを食べるとだ液があふれ出てきますが、これは脳が「歯を守れ!」と指令を出しているのですね。

 

さらにだ液には、むし歯や歯周病をはじめ、口から入り込もうとする様々な病原菌の繁殖を抑えたり、殺菌する役割も。だ液は私たちの体をいろいろな病気から守っているのです。

こんなに凄い だ液パワー!(1)

だ液は普通の成人で1日に1.5リットルも出ると言われています。なぜだ液はこんなにたくさん出るのか?実はだ液は、私たちが生きていくために欠かすことのできない、様々な役割を持っています。

 

だ液がなかったら、歯はすぐにボロボロになります!

ちょっと驚くかもしれませんが、私たちの歯は食事のたびに「むし歯菌」が出す「酸」によって溶かされています!これを「脱灰(だっかい)」といい、「むし歯」はこの脱灰の状態が続くことでなってしまうのです。

 

しかし、あるものの作用で、なんと溶けた歯が再生(再石灰化)します!そう、その「あるもの」こそが「だ液」なんです!「だ液」はカルシウムなどのミネラルを含んでおり、その力で歯の再石灰化を行います

 

皆さんのお口を守る「歯科衛生士」とは? (3)

仕事しながらでも取れる!

 

歯科衛生士になるには、高校を卒業後、歯科衛生士学校に通い卒業資格を得る必要があり(3年制の専門学校、もしくは4年制の大学で学びます。一部の学校には夜間部もあります)、そのうえで、国家試験に合格する必要があります。

 

これからもますます高齢化が進むなかで、多くの方が一生豊かな食生活を送るためには、歯科医師だけでなく歯科衛生士の力が絶対に欠かせません。また、歯科衛生士は「仕事」としてみても一生続けられるプロフェッショルな職業でもあるので、興味があればぜひ目指してみてはいかがでしょうか?ちなみに、女性だけの仕事と思われていますが、男性でもなれる職業です。

皆さんのお口を守る「歯科衛生士」とは? (2)

不況でも引く手あまた

 

今、歯科衛生士は人材がとても不足しています。例えば、世間は不況で仕事がなく、一般企業では一人あたり0.5社しか求人がないと言われていた数年前でも、歯科衛生士の新卒に対しては10医院以上からの求人があることも珍しくありませんでした。そんな魅力たっぷりの歯科衛生士ですが、どうしたらなれるのでしょうか?

皆さんのお口を守る「歯科衛生士」とは? (1)

「歯科衛生士」は国家資格なのです!

 

歯科では『歯科医師』だけが治療を行うと思われがちですが、実は『歯科衛生士』も患者さんのお口を触ることを許されている“国家資格”の保有者です。

『歯科衛生士』は医師の治療サポートや歯磨きなどの保健指導、そして歯周病治療や予防のためのクリーニングといった、患者さんに直接施術することが許されています。

12月です、街が華やいできました

12月は街が華やぎ、色とりどりのイルミネーションがとてもきれいですね。実は、夜空に輝く星座たちも、冬のほうがきれいに見えるのをご存知ですか?その理由は、冬は日が短く、夜の空への太陽光の影響が少ないため、空が暗いということ。また、空気中のチリが偏西風に飛ばされ、さらには空気が乾燥して水蒸気が少なく、視界が良好なこと。そして、冬の星座の王者・オリオン座や、カシオペア座、シリウスなど、多くの明るい星たちが夜空を彩っていることも理由のひとつのようです。最近はPM2.5のような悪影響もありますが・・・

 

師走は大人からこどもまで、みんな忙しい時期。そんな時だからこそ、暖かい服を着て雄大な星空を見上げ、ほっと一息ついてみてはいかがでしょうか。年末は自宅や職場、学校など、「1年お世話になった場所」を大掃除する機会が多いもの。ぜひ、毎日お世話になった「歯」も忘れずにきれいにしてあげてください。歯ブラシも新しく取り換えて、すがすがしい新年を迎えましょう!