歯科治療を影で支える歯科技工士とは (2)

多くは「歯科技工所」へ 「歯科医院」にもいます

 

歯科技工士の半数以上は「つめもの」「かぶせもの」「入れ歯」

などの制作を専門に行う「歯科技工所」に就職します。

制作には専門の設備が必要となるため、多くの歯科では院内で作るのではなく

「歯科技工所」に制作を依頼します。

そのため、歯科技工士の多くが歯科技工所で働いています。

もちろん、歯科医院大学病院歯科の関連メーカーに就職することもあります。

 

あまり表に立つことのない「歯科技工士」ですが、その存在なくして歯科治療は成り立たない、まさに「縁の下の力持ち」です。手先が器用なあなた!ぜひ歯科技工士を目指してみては?!

歯科治療を影で支える歯科技工士とは (1)

皆さんは、ある2つのうちのどちらかの国家資格がなければ「つめもの」「かぶせもの」や、「入れ歯」などの製作ができないことをご存知でしょうか?その資格とは、ひとつは「歯科医師」、そしてもうひとつが、今回ご紹介する「歯科技工士」です!

 

「歯科技工士」はどうやったらなれるの?

 

「歯科技工士」は国家資格です。

歯科技工士になるには、高校の卒業資格をもって

歯科技工士学校などに入学し、

2~4年の教育課程を経て、「歯科技工士国家試験」に

合格する必要があります。

 

親知らず、なんのためにあるの?

「親知らず」。きちんと機能することが少ないのに、そもそもなんのためにあるのでしょうか?実は、硬いものを良く噛んで食べていた古代は前から8番目の歯である親知らずもちゃんと使って食べていました。しかし、時が経つに連れ、調理された柔らかい物を食べるようになり、噛む回数が減ったことで顎が小さくなってしまいました。そして、ついには親知らずが生える場所がなくなってしまったのです。人間の進化の過程で、親知らずの存在意義が小さくなってしまったんですね。

 

4月は歓迎会やお花見など、楽しいお酒や食事の席が多い月です。しっかり楽しんだ後はしっかり歯磨きをして、健康なお口を保ちましょう!

親知らずの秘密(抜くべき?) (2)

抜かなくてもいい&残すことのメリットもあります

 

親知らずがまっすぐ生えてしっかり噛み合っているなら、ちゃんと使えている歯なので無理に抜く必要はありません。また、将来的に隣の歯が抜けてしまった場合に、ブリッジの土台入れ歯を安定させるのに役立つ場合もあります。

 

親知らずを抜くかどうかの判断基準は、これ以外にもたくさんあります。いずれにせよ、周囲の健康な歯への影響が心配ですので、「あれ、おかしいかな」と思ったら、なるべく早く私たちにご相談ください。

 

 

親知らずの秘密(抜くべき?) (1)

こんな時は抜いた方がいい&抜かないと危険!!

 

①智歯周囲炎で繰り返し痛む

智歯(ちし)とは親知らずのことです。智歯周囲炎は親知らずの周辺に細菌が感染し、腫れたり膿がたまるなどして、痛みを伴う病気。これが繰り返されると、やがては隣の歯が溶ける・顎にまで感染が広がる・口が開かなくなるといった症状を引き起こすので、抜歯が必要になります。

 

②むし歯や歯周病になっている

親知らずは奥の方にあってケアしにくいため、むし歯歯周病になりやすい歯です。治療をしても、結局ケアが行き届かず再発することが多く、歯周病は周囲にも広がっていくので、抜いてしまった方が良い場合がほとんどです。

 

③矯正治療をしている

矯正治療をしてせっかく歯並びがよくなっても、親知らずがあるとそれに押されることで、前方の歯の歯並びが再び悪くなってしまうことがあります。こうした場合は年齢や状態などを考慮して、早期に親知らずを抜くことがあります。

 

新年度のスタートです

うららかな春の日差しの中、いよいよ新年度のスタートです。

 

ところでみなさんは「4月病」という言葉をご存知ですか?「5月病の間違いでは?」…いえいえ間違いではありません。4月は新入生、新入社員などのフレッシュマンが特に明るい希望に満ちあふれている時期。「友達をたくさん作ろう」「新しい習い事を始めてみよう」…などなど、本来の自分よりも少し頑張りすぎてしまう傾向があります。そんな状態を最近、「4月病」と呼ぶのだそうですよ。

 

疲れやストレスがたまると口内炎ができやすくなったり、口臭がきつくなったりすることがあります。頑張るのはとても良いことですが、リラックスして楽しい新生活を始めましょう!