子供の歯磨き粉の選び方(3)

③泡は出ないほうがいい!

泡がブクブク出ると、磨けている「感じ」がしますよね。実はこれがしっかり磨けない原因のひとつ。泡は磨けた感じがするだけでなく、口の中が見えにくくなってしまうので隅々までしっかり磨くのが難しくなります。できるだけ泡の出にくいものにしましょう!

 

泡を出す主成分

  ラウリル硫酸ナトリウム 等

 

子ども用の歯磨き粉はいろいろなものが市販されていますので、成分表などをみて比較しましょう。また歯科医院には、市販されていない歯科専用の子ども向け歯磨き粉もありますので、迷ったときはぜひ一度ご相談ください。

 

 

子供の歯磨き粉の選び方(2)

②歯磨き粉のせいでむし歯になる?!

歯磨き粉の中には表面をきれいにするため、「研磨剤」が入っているものがあります。これを歯質の弱い乳歯に使用すると傷がついてしまうばかりか、さらにその傷にプラークが入り込んでむし歯にもなりやすくなってしまいます。「研磨剤」の入っていないものを選びましょう。

 

研磨剤の主成分

  リン酸水素カルシウム、無水ケイ酸、

  水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム 等

 

次回に続く

 

 

 

 

 

子供の歯磨き粉の選び方(1)

子どもに歯磨き粉を使用するのはおよそ1歳半ぐらいから。歯が生えてきて自分で「ペッ」と吐き出せるようになることが目安です。しかし、面倒だからと言って、大人と同じ歯磨き粉を使うのはあまりおすすめできません。

 

ではどんな歯磨き粉がいいのでしょうか?

 

 

①歯が強くなってむし歯菌も弱めてくれる!

乳歯は大人の歯と比べてとても弱く、むし歯になりやすい歯です。そこで大切なのが「フッ素」入りの歯磨き粉を選ぶこと。フッ素は歯質を強くし、さらに、むし歯菌の力を弱める効果もあります。

 

次回に続く

14日はバレンタイン

14日はバレンタイン。ある調査によると本命チョコをもらったことがきっかけで結婚した人が100人中8人もいるのだとか!最近はむし歯になりにくい「キシリトール100%のチョコレート」なども販売されています。大切な人にいかがですか?

2月といえば節分

毎日寒い日が続いていますね。

 

2月といえば節分ですが、なぜ「鬼」に「豆をまく」のかご存じですか?そもそも節分は本来「季節の変わり目」のこと。1年に4回ある変わり目(立春・立夏・立秋・立冬)の前日、ひいてはその中でも1年の始まりとして特に重要な立春の前日を「節分」と呼ぶようになりました。昔は季節の分かれ目には「邪気」が入りやすいと考えられていたため、古来より邪気をはらう力があると考えられていた穀物(大豆)を、病気や災害を呼び込む邪気(鬼)にぶつけ、一年の無病息災を願うようになったそうです。

 

今は徳島市でもインフルエンザ、ノロウイルス感染症もピークです。「鬼は外!福は内!」と元気いっぱい、大きな声で言って、鬼を追いはらいましょう!もちろん、マスク・手洗い・うがい・休養といった基本的な予防もお忘れなく…。

定期検診はなぜ必要?(2)

沈黙の病「歯周病」

歯周病は、歯周病菌が歯を支える骨(歯槽骨)を溶かしてしまう病気。骨が溶けてしまうと、歯がぐらぐらになって、最後には抜けてしまいます。実は歯周病は歯を失う原因のNo.1。その原因のひとつが、『沈黙の病』と呼ばれるほどの自覚症状の少なさです。骨が溶け始めていてもほとんど痛みがなく、気づいた頃には重症化していることも。むし歯同様、歯周病を早期に発見することも定期健診の大切な役割です。

 

この他、定期健診では、歯石・歯垢の除去や毎日の歯みがきについての指導なども行います。歯石や歯垢は、むし歯や歯周病の原因となる「細菌のすみか」です。細菌を取り除いて病気のリスクを少なくすることも定期健診の大切な役目。一生自分の歯でおいしく食事をするために、ぜひ定期健診を受けましょう!