肺炎による死亡率が半分に!(1)

高齢者、要介護者に必ず受けてほしい「プロフェッショナルケア」

 

高齢者は飲み込む力や咳き込む力が弱くなるため、誤ってだ液や食べ物などが気管に入ることがあります。その時、肺炎を引き起こす口腔内の細菌も一緒に肺に入り、誤嚥性肺炎を引き起こすのです。 実は肺炎での死亡者の9割以上hは65歳以上であり、さらに高齢者の 肺炎の7割以上は「誤嚥性肺炎」です。

 

そこで大切になるのが、口腔ケアをしっかり行って、細菌をできるだけ減らすこと。老人ホームで歯科医師や歯科衛生士による口腔ケアを積極的に行ったところ、肺炎の発症数が4割減り、肺炎による死亡にいたっては半分に減ったという調査報告もあります。

「オノマトペ」

日本語は「オノマトペ」が他の言語に比べて多いそうです。オノマトペとは、「ギュッ・ガヤガヤ・ルンルン」などの擬音語・擬態語・擬声語のこと。実は日本語では食感を表す言葉の約7割がオノマトペなのだとか。私たち日本人はこれらを使って微妙な感覚・気持ちの違いを表現豊かに表しているのです。

 

例えば食感。「もちもち・サクサク・カリカリ・ザクザク・コリコリ・ツルツル・シャキシャキ」など、例を挙げたらきりがないほどですが、私たちはこれらの言葉を聞くだけでどんな食感なのかイメージすることができ、食べ物をさらに美味しそうだと感じることができます。ただの「プリン」と「ふわとろプリン」…やっぱり後者が美味しそうですよね。

 

「キンキンに冷えた」ものが美味しい夏が終わりを告げ、「つやつやの新米」や「ほっくりした栗」などが出回る季節がやってきます。豊かな自然の恵みに感謝しながら、日本の秋の味覚をお楽しみください。