早いものでもう1年の折り返しの6月も終わりとなりました。毎年この時期になると、過ぎゆく日々の早さに改めて驚かされますね。半年後、「今年は充実した年だった」と言えるように、後半戦も頑張りましょう!
お口の健康が身体全体の健康につながることは広く知られるようになってきましたが、認知症や寝たきりにも影響を与えていることはご存知でしたでしょうか?食事の時に少し意識して噛む回数を増やすだけでも認知症対策になります。まずは「一口30回噛む」ことから、ぜひ実行してみてください。
早いものでもう1年の折り返しの6月も終わりとなりました。毎年この時期になると、過ぎゆく日々の早さに改めて驚かされますね。半年後、「今年は充実した年だった」と言えるように、後半戦も頑張りましょう!
お口の健康が身体全体の健康につながることは広く知られるようになってきましたが、認知症や寝たきりにも影響を与えていることはご存知でしたでしょうか?食事の時に少し意識して噛む回数を増やすだけでも認知症対策になります。まずは「一口30回噛む」ことから、ぜひ実行してみてください。
残っている歯が少ないと・・・
①認知症になりやすい
しっかり噛んでいないとアルツハイマーを引き起こす物質が大脳皮質に沈着しやすい=認知症になりやすい
②記憶力が低下する
歯が少ない人ほど、記憶をつかさどる「海馬」や「前頭葉」の容積が小さい=記憶力が低下する
③寝たきりに・・・
20本以上歯がある人に寝たきりの人はほとんどいない。反対に、9本以下で、かつ「入れ歯」も使用していない人は、寝たきりだったり介護が必要なケースが圧倒的に多い
歯が少ないからといって、あきらめないで!
たとえ歯がなくなったとしても、それを補う方法はたくさんあります。「ブリッジ」「入れ歯」「インプラント」などです。比較的噛む力が弱いとされる「入れ歯」でも、使っている人とそうでない人では、寝たきりや介護の必要な割合に大きな差があるという調査結果も出ています。「入れ歯だとうまく噛めないから…」とあきらめず、調整して毎日噛み続けることが、健康に長生きするためにとても重要です
高齢者で健康な人は14.9本
認知症の疑いのある人は9.4本
実はこの数字、高齢者の「残っている歯」の平均本数です。
最近の研究結果により、多く歯が残っている人ほど「認知症」になりにくいことがわかってきました。
これは「噛む」という行為と関連しています。歯が多ければしっかり噛むことができ、その刺激が脳にまで達し、脳の働きを活性化させるのです。実は近年、さまざまな研究結果から「噛む」ことと「健康で豊かな生活」の関わりがより明らかになってきています。
さらにしっかり噛めれば、なんでも食べられて消化にもよいため、体全体にとっての栄養面でも差がでます。このように、もはや「しっかり噛む」ことが「健康で豊かな生活」に影響することは明らかです。
毎年6月4日~10日は「歯と口の健康週間」。実はこの週間の歴史は古く、なんと1928年から名称を変えつつ続けられてきました。2012年までの55年間は「歯の衛生週間」という名称でしたので、こちらの方がピンとくる方がまだ多いかもしれませんね。ではなぜ現在の名称に変更されたのでしょうか?
そのきっかけは「口腔の健康は、健康で質の高い生活を送るために重要だ」ということが研究によってわかってきたこと。これにより、2011年には「歯科口腔保健の推進に関する法律」が施行され、これが「歯の衛生」だけではなく、「歯と口の健康」という名称への変更につながったんですね。
今年の「歯と口の健康週間」の標語は「健康も 楽しい食事も いい歯から」。この機会にご家族みんなで歯科健診を受けてみてはいかがでしょうか。