体調管理には気を付けて!

澄み渡る空の青さが気持ちいい季節。しかし秋は寒暖の差が大きく、気温差で体調を崩しやすい季節でもあります。体調管理には気をつけて、短い秋を楽しみましょう!

 

「お薬手帳」

みなさんは有効活用されていますか?お薬手帳は自分の薬歴が一目でわかる便利なもの。万が一、外で倒れたり、不測の事態が起こっても病院で適切な対応が素早く受けられます。ご自分のアレルギーなどの情報を記録しておくとさらに役立ちます。医療機関を受診する際はもちろん、日ごろから持ち歩く習慣があるといいですね。

お薬手帳を活用しましょう! (2)

歯科でもお薬手帳を活用しよう!

 

このように、一見お口とは全く関係ないと思われる病気でも、大きなトラブルの原因になることもあります。受診の際は、現在飲んでいるお薬を正確にご報告いただく他、薬の名前などがわからない場合は、お薬手帳を提示していただけるとそうした危険を避けられます。歯科に限らず、医療機関を受診する場合は必ず携帯しましょう。

 

点滴についてはお薬手帳ではわからないので、定期的に点滴を受けられている場合は、忘れずにお伝えいただけますようよろしくお願いします。

お薬手帳を活用しましょう! (1)

「歯医者だから…」といって、油断は禁物です!

 

骨粗しょう症の薬で顎の骨が溶ける!?

 

お薬には皆さんの知らないさまざまなリスクがあります。副作用もそうですが、お薬をもらった病院以外で、別の治療をうけるときにも十分な注意が必要。特に歯科は「口の病気なので関係ない」と思われがちですが、そんなことは決してありません!

 

歯科で特に注意が必要なケースとしてよくあげられるのは、「ビスフォスフォネート系製剤」という薬で、これは骨粗しょう症、関節リウマチ、悪性腫瘍など、多くの疾患で使われています。

 

そして、

このお薬を使っている方が、歯科で抜歯や手術などを行うと、傷口が閉じにくくなったり、最悪の場合、歯周病炎などの感染が広がって顎の骨が溶けてしまう(顎骨壊死‐がっこつえし‐)こともあるのです。

小林一茶!?

秋も深まる頃ですが、今年はまだまだ暑い日も続いています。ところで、「なけなしの 歯をゆるがしぬ 秋の風」という小林一茶の俳句をご存知ですか?一茶は40代から歯が抜け始め、50歳を前に全て歯を失ってしまったそうです。なけなしの歯を秋風が本当に揺らしたわけではないでしょうが、それほど心もとない気持ちだったのでしょう。

 

「かくれ家や 歯のない口で 福は内」「すりこ木の やうな歯茎も 花の春」これは一茶の歯が全部抜けてしまった後の句です。一茶が一年中歯のことで悩んでいたのがよくわかります。もしかすると一茶は歯周病で歯が抜けてしまったのかもしれません。今は昔よりもお口のケアができる時代。毎日の歯磨きと歯科医院でのメンテナンスで、50歳はおろか「80歳でも自分の歯20本」を目指しましょう!