よくあるご質問

歯科診療でよくいただくご質問をまとめました。
ご質問やご治療に関する相談はお電話でも承っています。
お気軽にご相談ください。

歯科全般

小児歯科

歯周病の治療 

予防歯科 

審美歯科 

訪問歯科

その他

歯科全般についてよくあるご質問

虫歯の原因はなんですか?

虫歯は虫歯菌により引き起こされる感染症です。
虫歯菌は口の中にすむ常在菌の一種で、ストレプトコッカス・ミュータンス菌など数種類の細菌のことをいいます。
虫歯菌が直接、歯を害するわけではありません。
虫歯菌は食べ残しなどに含まれる糖分をえさにしており、その糖分を分解したときに出る酸が歯の表面のエナメル質のカルシウムとリン酸を溶かしていくのです。このことを「脱灰」といいます。

ただ、脱灰が起こっても、唾液などの働きによって口の中が酸性から中性に戻り、唾液中にあるカルシウムやリン酸が脱灰したところに埋められ元に戻ります。
このことを「再石灰化」といいますが、私たちの口の中では食事のたびに脱灰と再石灰化が繰り返し起こっています。
虫歯菌とその産生物とが一体となった白くてネバネバした塊が歯垢(プラーク)です。
プラーク内は酸濃度が高いので脱灰と再石灰化のバランスが崩れて脱灰が進み、虫歯の発症の原因となります。
プラークは歯と歯の接触面や歯と歯ぐきの境目などにできやすいため、このした部分は丁寧に歯磨きをする必要があるのです。

虫歯になりやすい人、なりにくい人っているのですか?

歯のエナメル質のカルシウム分の量が左右することは事実ですが、それよりも生活習慣の方が大きく影響を及ぼします。
食事以外に常に甘いおやつを食べていたり、清涼飲料水や缶コーヒーなど甘い飲み物をだらだらと飲むといったことは脱灰を起こし続けることになり、虫歯をできやすくします。
だらだらと間食をしたり、甘い飲みものを常に口にするといった生活習慣を改めることで虫歯を予防できます。
また、唾液が出にくくなると、口の中の自浄作用が働きにくくなり、虫歯になりやすくなります。
唾液が出にくくなる原因には病気や薬の副作用、老化、ストレス(ドライマウスの原因になります)などがあります。
食事の時にはよく噛んで食べることで唾液の分泌がよくなり、虫歯予防になります。

さし歯とブリッジの違いを教えてください。

いずれも抜けた歯や欠けた歯を補う方法です。
「さし歯」は歯冠部(歯ぐきから上に出ている部分)の大部分は失われているものの、歯根は残っているといった場合に用いられます。
歯根部にコアという土台となる取り付け、その上にかぶせ物(人工歯のこと)を装着します。
「ブリッジ」は歯を失った部分の機能を回復する治療法で、失った歯の両側の歯を削り、上から複数の歯が連なったかぶせ物をします。
両側の歯を橋脚のように支えにしているのでブリッジと名付けられました
両側の歯は健康な歯であっても細く削らなければいけないことが難点です。

神経を抜いた前歯が黒ずんでいます。治りますか?

外傷や虫歯などで神経を抜いた歯のことを失活歯といいます。
失活歯は時間の経過とともに変色することがありますが、その際は歯を削ってかぶせ物(差し歯)をする方法のほか、削る量が少なくてすむセラミックラミネートベニア法、ホワイトニングによって白くする方法があります。
失活歯のホワイトニングはウォーキングブリーチといって、歯の中に高濃度の漂白剤を入れて、歯の内側から白くする方法です。
自費診療になりますが、歯を削らずに白くできるというメリットがあります。

歯を抜きたくありません。歯を抜かずに虫歯の治療は出来ますか?

虫歯治療において抜歯が適用になるケースには虫歯が進行して歯根の先の骨が炎症で溶けて膿がたまった状態(根尖病変といいます)になった場合があります。
ただ、歯内療法といって歯の中を通る根管の掃除をして薬で詰めることで炎症を止める治療ができるかもしれません。
歯の根が残っていれば、そこに支台を作りかぶせ物をすることができるので、歯科医師としても歯(歯根)はできるだけ残しておきたいと考えます。
歯根部分があまりにも少ない場合は抜かざるを得ませんが、そのへんは歯科医師の判断によります。
ただ、一ついえることは虫歯も治療しなければ最終的には歯を失うことになるので、そうなる前に必ず、治療をしましょう。

歯の詰め物が外れました。外れた詰め物も持って行ったほうがいいですか?

一度、外れた詰め物は再利用できる場合もありますので、持って来て下さい。

詰め物をしたところは虫歯になりやすいのですか?

詰め物と歯との間の境目にわずかでもすき間ができてしまうと、そこから菌や酸が入って虫歯にやりやすいということがあります。
とくに詰め物のコンポジットレジンや型を採って作ったインレーなどは接着剤によって歯に接着させますが、その接着が完全でも擦り減ることにより微細な隙間が生じることがあります。
そこから菌や酸が入り込み、そこで繁殖する可能性があります。
微細なすき間でもミクロン単位の菌の入り込む余地となるので、一度、治療して詰め物をした歯は、治療していない歯に比べて虫歯になるリスクが高いといえます。

歯の根の治療とはどういうことをするのですか?

歯の根の治療は歯内療法といって、歯の神経などが通る根管内の治療法のことです。
具体的には根管内を通る歯髄(神経)を抜くことを抜髄といいますが、この治療が代表的なものです。
歯髄を除去して根管をきれいに掃除して、詰め物をして細菌が入らないようにする治療です。
根管は枝分かれするなどして複雑な形状をしていて、その形もそれぞれの歯によって異なるため、時間と手間がかかる治療ですが、きれいに掃除をしないと再発するリスクがあるので丁寧に掃除をする必要があります。
→詳しくはこちらのページもご覧ください

口の中を見ると先生は驚くと思います。こんな私ですが治療してもらえますか?

本当です。
歯は生えた後に、唾液に含まれているカルシウムやリン・フッ素などが、歯の表面のエナメル質から溶け込んで、次第に硬くなるのと同時に歯の内部でも変化が起こっています。
生えたての歯は、未完成な状態ですので虫歯になりやすいです。
お子様が一生健康な歯で過ごせるよう、フッ素塗布などでしっかり予防を行なうことが大切です。

歯医者さんに行くのが怖いのですが、大丈夫ですか?

小さい頃に歯の治療で痛い経験をされたことがトラウマになっているという方や消毒のニオイが苦手という方もいらっしゃると思います。
痛みについても、無痛治療が現代歯科医療のテーマの一つでもあり、麻酔の方法なども向上し、以前に比べると患者さまの負担はかなり軽減されてきています。
万が一、治療中痛みを感じたときには遠慮なくアピールしてください。痛みのない方法に切り替えるなどして対応します。
消毒臭などのニオイですが、当院ではほとんど無臭といってよく、鼻につくニオイなどはありませんのでご安心ください。
ご予約のときに歯科が苦手である旨を伝えていただければドクター、スタッフ共々ご配慮できますので、ぜひ一声かけていただくようお願いいたします。

もうすぐ上京します。それまでに集中して治療してもらえますか?

治療内容にもよりますが、できるだけご希望に添えるように治療計画を立てます。

小児歯科についてよくあるご質問

歯科医院には何歳くらいから診てもらうのがよいのですか?

1歳を過ぎた頃には前歯の乳歯が上下生え揃ってきて、親御さんとしてもお子さまの歯への関心が高まります。
虫歯予防という観点からすると、とくに問題がなければ1歳半を過ぎた頃に最初の歯科検診を受けることをお薦めします。
もちろん、それ以前でも虫歯に気がついたら、できるだけ早くご来院ください。

子どもの乳歯が虫歯になっています。生え替わるまで放っておいてもよいですか?

乳歯から永久歯に生え替わる際に、乳歯の歯根が吸収されることで永久歯が正しい位置に生えてくるように誘導します。
また、乳歯には永久歯が生えてくるスペースを確保する役割もあります。
乳歯を虫歯治療で抜いたりすると、このスペースに隣の歯が倒れてくるなどして永久歯が正しい位置に生えてこられなくなることがあります。  
このように乳歯の虫歯は永久歯に影響を及ぼすので、乳歯も虫歯にならないように気をつける必要があり、虫歯ができてしまったらできるだけ早く治療することが大切です。

歯磨きは何歳くらいから始めさせればよいですか?

お子さまがスプーンを握って口に持ってこられるようになったら、歯ブラシ持たせましょう。
磨くことはできなくても歯ブラシに慣れることから始めます。
御両親といっしょに歯ブラシをする時間を作り、磨くまねでけっこうですので毎日の習慣にしていきます。
成長とともにしだいにきちんと磨けるようになりますので、それまでは褒めてあげて歯磨きを好きになってもらうことが先決です。

子どもを虫歯にさせたくないのですが、親が気をつけることはどんなことですか?

乳歯は永久歯に比べて虫歯になりやすいといわれています。
それはエナメル質や象牙質の厚さが永久歯の半分程度しかなく、再石灰化の力も弱いためです。
乳歯は永久歯が正しく生えるための役割もあるので、乳歯の頃から虫歯を予防することが大切です。
そのためには毎日のハミガキはもちろんですが、歯質を強化し虫歯に対する抵抗性を強めるフッ素塗布も有効です。
また、虫歯になりやすい奥歯のミゾをアクリル樹脂などで埋めるシーラントも虫歯菌から歯を守ります。
ただ、それだけでは虫歯は防ぎきれず、食習慣に配慮すること(間食の時間を決めておやつをだらだらと食べないなど)と、定期的に検診を受けて、歯科医から子どもの成長に合わせた適切なアドバイスを受けることが大切です。

指しゃぶりはやめさせた方がよいですか?

3歳くらいまではとくに心配はありませんが、指しゃぶりをすることでお子さんが精神的に安定するといった働きがあると考えられています。
外遊びや運動などでエネルギーを発散させ、指しゃぶりに執着しなくなるような生活パターンを変えるとよいでしょう。
指しゃぶりと歯との関係についていえば、上下の歯列が前に押し出されて噛み合わなくなる「開咬」や上あごや前歯が前に押し出される「上顎前突」などの不正咬合になりやすくなります。
4歳を過ぎても頻繁に見られるようでしたら歯並びやあごの骨への影響も出てきますので、小児科医、小児歯科医にご相談されるとよいでしょう。

歯周病の治療 についてよくあるご質問

歯周病の治療はどんなことをするのですか?

歯周病の治療の基本は歯周病の原因となる細菌を徹底的に除去することです。同時に細菌が留まりにくくなるように口内環境を改善することです。
そのため歯科医院では歯の表面ばかりでなく、歯肉の内側の部分(歯周ポケット)に付着した歯石と細菌も除去します。
この治療をスケーリングといって専用の器具を使って取り除きます。
歯周ポケットが深い場合は麻酔をして歯の根の奧にこびりついた歯石と細菌を除去し、表面をきれいにします。
これをルートプレーニングといいます。
こうした治療法を歯周基本治療といいますが、これで治らない場合は歯周外科治療の一つであるフラップ手術を行いなす。
歯ぐきを切開して歯の根元を露出させた状態でそこに付着してい歯石や細菌、汚れを取り除く治療です。
こうして細菌を含む汚れを除去したあとは定期的な検診とクリーニングによって歯と歯肉を健康な状態に保ちます。
→詳しくはこちらのページもご覧ください

歯磨きをちゃんとしているのになぜ、歯周病になったのでしょうか?

歯磨きを丁寧にされても、歯の間や歯ぐきとの境など歯ブラシが届きにくい箇所はどうしても磨き残しができ、歯垢(プラーク)をためる原因となります。
とくに歯周ポケットの奧までは歯ブラシは届かないので、磨くことができず、プラークがたまり、歯肉の炎症をひき起こす原因となります。
噛み合わせが悪くて歯ぎしりやくいしばりがあったり、喫煙、ホルモンや栄養バランスが悪いことなども影響します。
糖尿病も歯周病の進行を早めます。

歯肉が赤く腫れていますが、歯周病でしょうか?

健康な歯ぐきはうすいピンク色(コーラルピンク)でひきしまっています。
赤く腫れているのは歯ぐきに炎症が起こっている証拠といえ、歯肉炎が疑われます。
そのままにしておくと炎症は歯槽骨(歯を支えている歯ぐきの骨)まで進行して、骨を溶かす歯周炎に進行していきます。
歯肉炎は歯周病の初期の段階といえ、早めに治療することをお薦めします。

歯周病の治療には何回も通院しないといけませんか?

歯周病の症状や進行の度合いによっても変わりますが、初期の歯肉炎であれば、歯石を取り除く治療だけですむ場合が多くなります。
歯槽骨にまで炎症が及ぶと数カ月から半年くらいかかり、さらに骨がかなり吸収されて歯の動揺もある末期の歯周病になると半年から1年以上かかります。
歯周組織の再生治療が必要なときには治療期間はさらに延びます。
ただ、歯周病の場合は治療が終わってもそのあとのメンテナンスが大事なので、定期的な検診とクリーニングは欠かせないと思ってください。

歯肉が下がっているのですが、治りますか?

歯ぐきが下がるというのは歯を支えている歯槽骨にまで炎症が広がり、骨の吸収が始まっているためです。
歯が長く伸びたように見えたり、症状が進むと歯の根の部分が露出したりします。
歯の根の部分はエナメル質がないため虫歯や知覚過敏になりやすいこともあり、歯肉の改善を望む方もいらっしゃいます。
その場合は「遊離歯肉移植術」といって歯ぐきが下がったところに、ほかの部分の歯ぐきを移植する方法があります。そのほか「歯周組織再生誘導法(GTR法)」といって、溶けてしまった歯槽骨の部分を人工膜で覆って、その中に人工骨や骨補填材を充填して骨を再生させる方法があります。
「エムドゲイン法」では若い豚の歯胚(歯の元になる組織)から抽出した特殊なタンパク質を主成分としたエムドゲインを、吸収された歯槽骨の部分に塗り、上から歯肉で覆って歯周組織の再生を促します。
 こうした治療も再生する歯周組織の量にも限りがあるので、すべての患者さまに治療が適用するとは限りません。

歯がぐらぐらしているのですが、抜かなければいけませんか?

歯が動揺しているということは歯の周囲の骨(歯槽骨)まで歯周病によってかなり破壊されている証拠です。
支えている骨がほとんどなくなっているという場合には抜歯せざるを得ませんが、治療によって回復する見込みがあれば、GTR法やエムドゲイン法により治療して温存するという方法もあります。
ただ、残した歯が細菌の温床になって歯周病を逆に周囲に広げてしまう危険性もあるので注意が必要です。

歯周病を予防するにはどうしたらよいですか?

歯周病予防としては自宅での歯磨きと歯科医院での定期的なクリーニングの併用をお薦めします。
できれば、PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)といって歯科医師または歯科衛生士が行う専門的なクリーニングを定期的に受診することがベストです。専用の機器を用いて歯と歯肉の間のミゾ(歯周ポケット)の内側まで汚れを取り除き、歯周病予防を完璧に行います。

予防歯科についてよくあるご質問

予防歯科ではどんな治療をするのですか?

予防歯科は虫歯や歯周病になってからの治療ではなく、歯と歯ぐきの健康を守るための予防を積極的に行うことが中心になります。
具体的には定期検診や歯磨き指導、口腔内の衛生管理などまさしく虫歯や歯周病の予防につながる多彩なアプローチといえます。
とくに定期検診がその中心になりますが、そこでは歯磨き指導をはじめ、虫歯や歯周病に罹患していないのかのチェック、虫歯や歯周病がみつかればすぐに対応するほか、噛み合わせや顎関節の状態など必要に応じて適宜、行います。

歯が痛くならないと歯医者さんにはなかなか行かないのですが、予防歯科のメリットを教えてください。

一番のメリットはプラークや歯石を定期的に除去することで虫歯や歯周病にかかるリスクを減らし、歯と歯肉を健康な状態に保つことができることです。
万が一、虫歯になったり歯周病にかかっても早期発見、早期治療ができるので歯を削る量もわずかですし、通院回数も少なくてすみます。
治療にかかる時間と費用がかからないということになります。
日本人が歯を失う2大原因は虫歯と歯周病ですが、定期的な検診やクリーニングによって虫歯と歯周病になるリスクが減り、高齢になっても歯を失わずにいられるということが報告されています。
いつまでも元気で若々しくいられるだけではなく、歯科にかかる費用も軽減でき、経済的な面でも大きく違ってくるといえます。

歯磨きの仕方がよくないようなので、ブラッシング指導だけお願い出来ますか?

歯科検診において歯磨き指導を行っていますので、検診を受けることをお薦めします。
指導を受けて実際に汚れの除去がうまくできているかどうかを確認することもできます。
歯ブラシのコツをつかむまで何度かブラッシング指導を受けられることをお薦めします。
ただ、ご自身でのブラッシングだけでは完璧な歯垢の除去はできませんので、歯科医院でのクリーニングを併用されることをお薦めします。

定期検診は年に何回くらい受けるのがよいのですか?

定期検診は患者さまのお口の中の状態によって異なり、歯周病が進んでいて症状の確認が必要な患者さまの場合は1~3か月で来院する必要がありますが、通常は年に2〜3回のペースでよいでしょう。

歯磨きは食後と食前とどちらがよいのですか?

虫歯の原因は虫歯菌が存在していることと口の中に残っている糖類、そして時間の経過です。
食後は食べ物のカスが歯の間などに残っていて、そのまま放置しておくと虫歯の原因となることは間違いありません。
ですから、食後の歯磨きが必要です。
ただ、朝、起きたときには夜、寝ている間に雑菌や虫歯菌が大繁殖して口の中に留まっているので、朝食前には歯磨きをして清潔にするとよいでしょう。

歯磨きをするときにどんなことに注意すればよいでしょうか?

歯ブラシの選び方では、歯ぐきが健康な方は普通か硬めでもよいですが、歯ぐきが腫れていたり、出血している場合はやわらかめを選ぶとよいでしょう。
歯ブラシを軽くもって、歯と歯ぐきの境目に斜めに当てて、2〜3㎜の幅で細かく左右に動かしようにします。
ポイントは力を入れないことです。
マッサージするような気持ちで軽く当てましょう。
力を入れると歯肉を引き下げたり、傷つける原因となります。

審美歯科についてよくあるご質問

笑ったときに銀歯が気になります。どうしたらいいでしょうか?

銀歯のかぶせ物を白いかぶせ物にすることで自然で美しい歯にすることができます。
材質にはセラミック(陶材)とプラスチック(レジン)、そして2つを混合したハイブリッドがあり、構造としては内側が金属でその表面がセラミックやレジンなどで白いメタルボンドなどがあります。
保険適用の白いかぶせ物では硬質レジンジャケット冠(冠全体が硬質レジンという歯科用プラスチックで作られているもの)、硬質レジン前装冠(保険適用の金属を内側に使用してその上に歯科用プラスチックを盛って白くしたもの)があります。
 自費治療ではメタルボンドセラミック冠(金属の上にセラミック素材を焼き付けたかぶせ物)、ジルコニアボンドセラミック冠(ジルコニアの上にセラミックを焼き付けたかぶせ物)、オールセラミック冠(全体がセラミックでできたかぶせ物)、ハイブリッドセラミック冠(全体がセラミックとレジンを混ぜた材料で作られたかぶせ物)などがあります。
それぞれ色調や耐久性などに特徴がありますので、担当医とよく相談されてご自身に合ったものを選ばれることをお薦めします。

今、被せている前歯の色がまわりの歯の色と少し違っていて気になるのですが・・・

かぶせ物を製作するときには周囲の歯との色合わせ(シェードテイキング)をしてから製作に入ります。
色合わせにはシェードガイドと呼ばれる色調見本を使用して行いますが、歯の色は患者さまそれぞれに異なり、お一人の患者さまでも1歯ごとに異なるため、白さだけでなく周囲の歯と調和した自然な色を再現する必要があります。
それだけに慎重かつ繊細な感性が求められますが、歯の色が気になる場合は正確な色合わせをしてかぶせ物を作り直すことをお薦めします。
色合わせの技術も進歩し、デジタル色調自動測定器も開発されており、周囲の環境に左右されず正確な色調を得ることができます。

前歯が少し欠けてしまいました。どうしたらいいでしょう?

レジン充填といって歯科用プラスチック(コンポジットレジン)で修復する方法があり、保険診療でできます。
自費診療ではラミネートベニアといって、歯の表面を約1㎜弱ほど薄く削って、セラミックやハイブリッドセラミックでできたつけ爪のような薄片を貼り付ける方法もあります。

歯並びが悪いのですが、被せ物で治すことはできますか?

歯並びがどれくらい悪いのか、その度合いにもよりますが、かぶせ物で整えることができます。
歯の上部を細く削ってかぶせ物を装着するほか、歯根に土台を取り付けて、その上にクラウンをかぶせて歯並びを整える方法です。
短期間できれいな歯並びにすることができ、かつ、歯も白くできるというメリットがあります。
ただ、歯根を移動させて歯列を整える矯正治療とは違い、歯根はそのままなので歯並びを整えられる範囲には限界があります。
また、噛み合わせの改善にも対応できないケースがあります。

ホワイトニングをしたいのですが、人体に害はないですか?

ホワイトニングの主成分は過酸化水素と過酸化尿素です。
オフィスホワイトニングでは過酸化水素を用い、じっくり時間をかけて行うホームホワイトニングでは過酸化水素に比べて酸化反応が緩慢な過酸化尿素を使用しています。
過酸化水素は消毒に使うオキシドルと同じ成分で、その安全性はアメリカの食品医薬品局(FDA)でも認めており、日本の厚生労働省でも認可されている薬剤です。
ホワイトニング剤自体の安全性は米国歯科医師会(ADA)が認めており、歯のダメージなども一切ありません。
ホワイトニングの盛んなアメリカでも数千万人が利用して事故の報告は一度もありません。
ただし、軽度の知覚過敏(しみる症状)が起こることがあります。

ホワイトニングをしてどれくらいの期間、白さは維持できるのですか?

ホワイトニングした歯は時間経過とともに徐々に着色していき、色の後戻りが生じます。
個人差や生活習慣によっても異なりますが、白さを維持するには年に1〜2度の再ホワイトニング(タッチアップ)が効果的です。

訪問歯科についてよくあるご質問

訪問歯科を利用したい時はどうすればいいですか?

まずお電話ください。
症状、お名前等お伺いします。
その後、訪問担当より折り返し連絡させていただき、詳細日程を決めていきます。

訪問歯科の治療の時に必要なものはありますか?

初めてお伺いする場合、事前にお持ちの保険証、介護保険証、障害者手帳、お薬手帳をご用意ください。
治療の際に水道、コンセントをお借りする場合がありますのでご了承ください。

病院や施設へ治療に来ていただくことはできますか?

大丈夫です。
小倉歯科診療所では、社会福祉施設や病院などへの往診も行なっております。
事前に病院、施設に許可をとる必要がありますが、当院で確認を行うこともできますのでお気軽にご相談ください。

家族やケアマネージャーの立ち合いは必要ですか?

初診時は、できるだけ立ち合いをお願いしております。
万が一、難しい場合は事前にご相談をしたうえで進めてまいります。
治療後は書面にてご報告をさせていただくことも可能です。

口腔ケアだけお願いすることは可能ですか?

もちろん可能ですので、お気軽にご連絡ください。
全身の健康を維持するためにも口腔ケアは欠かせません。
定期的に訪問してケアをしていきます。

認知症や寝たきりでも治療していただけますか?

ご安心ください。経験豊富な歯科医師がていねいに治療いたします。
場合によっては、立ち合いの方のご協力をお願いすることがありますので予めご了承ください。

その他

保険の入れ歯と自費治療の入れ歯はどう違うのですか?

保険が適用される入れ歯については使う材質や入れ歯の維持装置などすべてにおいて保険で決められた範囲内のものに限られますが、自費診療の場合はその制限がありませんので、患者さまのご希望に沿った入れ歯の製作が可能となります。
自費治療の場合は人工歯の色や形は保険のものと比べて種類も豊富で、よりご自身の口元に合った自然なものをお作りすることができます。
また、床(口の中の粘膜に密着している部分)の種類も自費診療の場合は金属床など種類も豊富ですが、保険の場合は樹脂のみとなります。
製作工程も自費治療では保険治療料の倍くらいの工程が増えるので、精密さやフィット感、見た面の自然さなどでに差が出てくることは否めません。
ただ、それだけ高価なものとなるため、経済的な負担は大きくなります。
患者さまが何を優先されるか、価値観をどこにおくかによって納得のいく選択をされるとよいといえます。

銀歯を白い歯にしたいのですが、保険診療でできますか?

これまでは保険が適用されていたのは金属のかぶせ物に限られていましたが、2014年4月から、CAD/CAM冠といって、ハイブリッドレジン(セラミックとプラスチックの混合材料)のブロックをCAD/CAM(コンピュータ制御の機器)で削り出すシステムで作られるかぶせ物が保険適用されるようになりました。インレーなどの詰め物については適用されず、歯全体を覆うかぶせ物で第1、第2小臼歯のみの適用となります。
1回目の受診で型を採り、次回完成したかぶせ物を装着するという2回の通院で治療は終了します。約8700円の費用(3割負担の場合)がかかります。

2歳の子どもがいる母親です。一緒に連れて行っていいですか?

お母様の治療中、スタッフがお子様をおあずかりします。
必ず事前に連絡ください。

徳島 歯科 治療メニュー

  • 一般歯科 徳島
  • 予防歯科 徳島
  • 小児歯科 徳島
  • 審美歯科 ホワイトニング 徳島
  • 訪問歯科 徳島
  • 歯ぐきマッサージ 徳島
  • 矯正歯科 徳島
体の健康は歯と歯ぐきから(徳島市の小倉歯科 診療所)