要注意!そのお口トラブル、原因はウイルス感染かも!?

5月5日はこどもの日ですね。

 

この時期に飾る五月人形には、
病気などの災いから守ってくれるように、
といった願いも込められています。

 

しかし、幼いうちは病気にかかりやすく、
特に目に見えないウイルスによる感染症
十分な注意が必要です。

 

中でもお口の中に違和感や痛みを覚えた場合、
その原因はウイルスの感染であることが
多くあります。

 

とりわけ幼児期にかかりやすいものも多く、
感染すると、慣れない症状に
戸惑うことも考えられます。

 

そうならないためにも、
今回は代表的な症状と、治療法をご紹介します。

 

 

 

 

◆ヘルペス性口内炎

 

単純ヘルペスウイルス
初めて感染したときに発症する病気です。

 

6歳以下の子どもに多く、
感染してから4~5日で発症し、
発熱や全身のだるさがあらわれます。

 

お口の中の症状では
「口内炎が複数できる」「歯ぐきが赤く腫れる」
「粘膜や舌に水ぶくれができて痛い」
などが代表的です。

 

 

 

治療は安静が基本で、
抗ウイルス薬の飲み薬や
塗り薬が処方されます。

 

ただ、痛みで食事が取れないほど重症な場合は、
入院のうえ、点滴などで栄養を補いつつ、
治療が必要になることもあります。

 

 

 

 

◆帯状疱疹(たいじょうほうしん)

 

子どもの頃にかかった
「水ぼうそう」のウイルスが、
体調不良や免疫力の低下をきっかけに
再び活動し始めることで起こる病気です。

 

体の左右のどちらかに
痛みやかゆみをともなう
発疹があらわれるほか、
チクチクと針で刺されたような
痛みが生じることがあります。

 

お口の中では、
左右どちらかに赤みや水ぶくれが
帯状にあらわれるのが特徴です。

 

治療には抗ウイルス薬や
痛み止めのほか、
口内を清潔に保つために
うがい薬やトローチなどを用いることもあります。

 

 

 

 

◆ヘルパンギーナ

 

コクサッキーウイルスA群による感染症で、
1~4歳の子どもに多く、
夏に流行しやすいのが特徴です。

 

症状としては発熱のほか、
喉の奥に赤みや水ぶくれができ、
つぶれると小さな潰瘍になります。

 

喉の痛みが強くなると、
食事や哺乳が難しくなることも
少なくありません。

 

ただし、1週間程度で自然に治ることが多いため、
基本は水分や栄養の補給を欠かさず、
必要に応じて痛み止めなどを使用します。

 

 

 

 

 

◆手足口病

 

コクサッキーウイルス
エンテロウイルスによる感染症で、
1~5歳の子どもに多くみられます。

 

感染から数日後に、手足や口に
小さな水ぶくれができるのが特徴です。

 

また、発熱を伴うこともありますが、
長期的に高熱が続くことは
通常はありません。

 

ヘルパンギーナと同様に、
お口の中やその周りに水ぶくれができると、
痛みで食事や哺乳が難しくなることもありますが、
多くの場合は自然に治ります。

 

また、症状が強い場合は、
痛みや発熱をやわらげる治療を行います。

 

 

 

 

◆気になる症状は
 早めに歯科医院でチェックを

 

お口の中に症状がでるウイルス疾患は、
初期の段階で口内炎やむし歯の痛みと
区別がつきにくいことも少なくありません。

 

そのため、対処を間違えると
かえって重症化するおそれもあります。

 

 

 

 

お口に関する症状で判断に迷うことがあれば、
まずはお早めに当院へご相談ください。

 

 

小倉歯科診療所
〒770-0047 徳島県徳島市名東町1-240-1
TEL:088-633-2388
URL:http://www.ogura-dental.com/
Googleマップ:https://g.page/r/CdEBUJcZ-N_xEAE

歯の本数で決まる!?食事の楽しみと健康の深い関係

この時期の旬の食べものと言えば

たけのこですね。

 

さわやかな風味とシャキシャキした食感が

食欲をそそります。

 

このような食の楽しみを

この先ずっと感じられるかどうかを

大きく左右するもの、

それが歯の本数です。

 

 

 

 

◆歯が少ないと食べられるものが激減!?

 

「歯の調子が悪くて、好きなものを我慢している」

という経験がある方は

意外と少なくありません。

 

なかでも「歯の本数」

私たちの食生活と密接に関係しています。

 

人間の永久歯は28本、

親知らずを入れると32本あり、

およそ20本以上あれば

ほとんどの食べものを自由に食べることができます。

 

しかし、それを下回ると肉類やナッツ類、

たくあんなど歯ごたえのあるものが

徐々に噛めなくなり、

半数以下になるとお米やはんぺんなど

比較的やわらかいものまで噛めなくなります。

 

さらに、5本以下になると

食べられるものがかなり制限され、

バナナやうどんのような

やわらかいものしか食べられなくなります。

 

 

 

 

◆しっかり噛めれば満足度もアップ!

 

歯の本数は食の満足度と深い関係があることも、

明らかになっています。

 

高齢者を対象にしたある調査では、

歯の本数が多い人ほど、

食事の満足度や期待感が高いという

結果が出ています。

 

 

 

このように、健康な歯を保つことは

食事の選択肢を広げるだけでなく、

食事の楽しさや生活の質

大きく左右しているのです。

 

 

 

 

◆食べものが噛めないと要介護の危険も

 

とはいえ、

「やわらかいものが食べられれば十分」

と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、やわらかい食品中心の食事は

肉類や野菜類が不足しがちで、

健康維持に不可欠なタンパク質やビタミン、

食物繊維が摂取しにくくなります。

 

その結果、筋力や免疫力が徐々に低下し、

将来の要介護リスク

高める要因になってしまいます。

 

実際に高齢者を対象にした調査では、

歯が19本以下の人は

20本以上ある人に比べて

要介護認定を受けるリスクが1.2倍も

高くなることがわかっています。

 

つまり、自分の歯でしっかり噛めることは、

すこやかな老後を過ごすための

重要な要素なのです。

 

 

 

 

 

◆歯を守る=人生の喜びを守る!

 

何歳になっても自分の歯で

おいしく食事を楽しむことは、

健康的な生活を支える大切な要素であり、

人生の喜びの1つです。

 

 

 

 

「もっと歯を大事にしておけば良かった」

と後悔する前に、

定期的な歯科受診を習慣にして

歯の健康を守っていきましょう。

 

 

小倉歯科診療所
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歯の黄ばみ・くすみを解決!原因別の改善法

3月は桜をはじめとした花々が

全国的に咲き始めることから、

旧暦の別称で

「花見月(はなみづき)」「花月(かげつ)」

とも呼ばれる月です。

 

きれいな桜の下での

お花見を楽しみにされている方も

多いのではないでしょうか。

 

季節ごとの花の色の移ろいは趣がありますが、

歯に関しては変わらない白さを保ちたいものです。

 

そこで今回は、歯が変色する原因と

対処法をご紹介します。

 

 

 

 

◆日ごろの食事も要注意!歯の表面の変色

 

鏡を見たときに気になる歯の黄ばみやくすみ。

 

これらの変色にはさまざまな原因があり、

それぞれ改善方法も異なります。

 

そのうち、歯の表面から変色する原因として、

以下のものが挙げられます。

 

・色素による着色

コーヒーやお茶、タバコに含まれる色素などが

歯の表面に付着することで、

黄ばんだりくすんで見えたりすることがあります。

 

・むし歯

初期の段階では白っぽくなりますが、

やがて進行すると歯に穴が開き、

黒っぽく見えるようになります。

 

・修復物(つめもの、かぶせもの)由来の変色

過去に歯の治療で使用した金属の修復物が

劣化することで金属部分が溶け出し、

黒っぽい色が着くことがあります。

 

 

 

 

 

◆歯みがきでは落とせない!?歯の内面の変色

 

歯の変色は先程のような

歯の表面への影響がイメージされがちですが、

実は、全く異なる原因で

歯の内面から変色することもあります。

 

下記にその例をご紹介します。

 

・神経をとった歯

過去の治療で神経をとった歯は、

時間が経つと黒く見えることがあります。

 

・加齢変化

加齢によって歯のエナメル質が薄くなる反面、

内側の象牙質は厚みを増します。

これにより、歯が黄ばんで見えるようになります。

 

・抗生物質による変色

歯が作られる時期に

テトラサイクリン系の抗生物質を服用すると、

象牙質の変色が起こり、黄色や褐色、

やがて暗紫色へ変色することがあります。

 

 

 

 

 

◆変色の原因に応じた改善法

 

歯の変色は見た目に影響を与えるだけでなく、

笑顔を見せるのをためらわせたり、

人と話すときに自信を失わせたりと、

心理面にも大きく影響します。

 

まずは、原因に合った改善方法を見つけていきましょう。

 

・表面の着色汚れにはクリーニングを徹底

飲食物由来の着色汚れは、

日常の歯みがきで

ある程度落とすことができます。

 

適正な分量の歯みがき剤を使用して

丁寧に磨きましょう。

 

また、歯にこびりついた頑固な着色は、

歯科医院で行う専門的なクリーニングで

きれいに落とすことができます。

 

・歯科治療で根本から解決

むし歯や神経のない歯、

薬剤が原因で生じた変色は、

歯のクリーニングなどでは改善できません。

 

これらのケースに対しては、

原因に応じた専門的な歯科治療が必要となるため、

歯科医院へ相談しましょう。

 

 

 

 

◆春の新生活、白く輝く歯で

自信ある笑顔を!

 

新しい出会いが増えるこの季節は、

清潔感のある白い歯が

周囲に与える印象をより魅力的にしてくれます。

 

 

 

 

歯の変色にお悩みの方は、

原因を明らかにして

適切な対処を行うためにも

お早めに歯科医院へご相談ください。

 

 

小倉歯科診療所
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10代に異変多数!顔のゆがみは口の中に原因が⁉

 

2月28日は日本で初めてビスケットが作られたことから

「ビスケットの日」とされています。

 

ビスケットの歴史は古く、古代ヨーロッパ人が

航海に携えた硬い保存食が

起源と言われています。

 

現代では広く親しまれているビスケットですが、

最近、若い世代ではこのような硬い食べものよりも、

やわらかい食べもののほうが

好まれる傾向にあります。

 

そして、この傾向が

身体の発達に深く関わる問題として

注目されています。

 

 

 

 

◆高齢者よりも深刻!10代の「食べる力」

 

近年、若い世代を中心に

「硬い食べもの離れ」が進んでいます。

 

これは、10代のお口の機能の発達に

深刻な影響が及んでいることを

暗に示しています。

 

日本歯科医師会の調査によると、

10代の2人に1人が

食事中にあごの疲れを感じており、

その割合は70代の2.7倍に及ぶことがわかりました。

 

同調査ではほかにも、若い人の間で

「滑舌が悪い」「食べこぼしが多い」

といった症状も多数報告されており、

10代の「食べる力」の低下が大きな問題となっています。

 

 

 

これらの症状は「口腔機能発達不全症」として、

近年歯科医療の現場でも重要視されています。

 

 

 

 

◆顔つきや発音にも影響?

 「口腔機能発達不全症」とは

 

口腔機能発達不全症は、

2018年に新しく保険適用となった病名で、

18歳未満の子どもに見られる、

口腔機能の発達の遅れを示しています。

 

「食べる」「話す」「呼吸する」

といった日常の動作は、噛む筋肉や

あごの骨の発達にも深く関わっています。

 

これらの機能が

十分に発達しないまま放置すると、

筋肉やあごの正常な発育が妨げられ、

次のような問題を招いてしまうおそれがあります。

 

・歯並びやかみ合わせが悪くなる

・顔の形にゆがみが生じる

・発音が不明瞭(滑舌が悪い)

・鼻腔や気道が狭くなり、呼吸がしづらくなる

・噛む力の低下により、成長期に必要な栄養が不足する

 

 

 

 

 

◆早期の対応が重要!今すぐチェック!

 

口腔機能発達不全症は

早い段階での気づきと適切なケアにより、

多くの場合で改善が期待できる病気です。

 

一方で、「食べこぼし」

「ゆっくり食べる習慣」など、

その兆候は子育ての日常でよく見られるものも多く、

そのまま見過ごされてしまうことも

少なくありません。

 

 

 

 

口腔機能発達不全症は、

「食べる」「話す」「その他(体格など)」

各項目のチェックリストにより診断されます。

 

以下に基準の一部を記載しますので、

これらをはじめ、お口の機能に不安がある場合は、

お早めに当院までご相談ください。

 

□咀しゃく時間が長すぎる(または短すぎる)

□食事の量や回数が多すぎる

(または少なすぎる、ムラがある)

□「カ・サ・タ・ナ・ラ」行がうまく発音できない

□いつも口を開けて息をしている

□睡眠時のいびきがある

 

 

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放置NG!頬の内側を噛む原因と対処法

 

 

毎年1月7日は七草がゆを食べて邪気を払い、

1年の無病息災を願う「七草の日」です。

 

七草がゆをはじめ、

日々の食事を楽しみつつ

十分な栄養を取り込むためにも、

お口の状態は常に良好に保ちたいですね。

 

しかし、ふとしたときに頬の内側を噛んでしまうと、

食事の楽しみにも影響を及ぼします。

 

中でも、頬を噛む頻度が高い方は

さらなるトラブルに繋がるおそれがあるため

要注意です。

 

そこで、今回は頬を噛んでしまう原因と

対処法をご紹介します。

 

 

 

 

◆原因1:歯ぎしり・食いしばり

 

頬を噛む原因として、

歯ぎしりや食いしばり

挙げられます。

 

歯は本来、噛んだときに

頬を巻き込まない形状をしています。

 

しかし、夜間の歯ぎしりや

日中の食いしばりによって

徐々に歯は削られていきます。

 

これにより歯の形や

かみ合わせが変化することで、

頬を噛みやすくなってしまうのです。

 

 

 

このようなケースには、

専用のマウスピース(ナイトガード)

使用が有効です。

 

主に就寝時にナイトガードを着用して

歯を保護することで、

頬を巻き込んで噛むリスクを

減らすことができます。

 

 

 

 

◆原因2:親知らず

 

親知らずも頬を噛みやすくなる

原因のひとつです。

 

お口の中では奥歯に行くほど、

歯と頬の粘膜の距離が近づきます。

 

その中でも、親知らずは

お口の最も奥に生えるため、

頬の粘膜と接触しやすくなります。

 

とくに、親知らずは

真っすぐに生えないことも多く、

横向きや斜め向きに生えてくると

接触するリスクが高まります。

 

 

 

このように、親知らずが原因で

頬を噛みやすくなった場合は、

主に抜歯などの方法で改善を目指します。

 

 

 

 

◆原因3:かぶせもの・入れ歯のトラブル

 

歯科での治療直後に頬を噛みやすくなった場合、

新たに入れたかぶせものが

お口に合っていないことが考えられます。

 

また、入れ歯をお使いの方は、

長年の使用により、

入れ歯の歯がすり減ることで、

頬の内側を噛みやすくなります。

 

これらが原因と思われる場合は、

歯科でかぶせものの調整や、

入れ歯の修理、作り直しなどを行い、

改善に向けた対処をしていきます。

 

 

 

 

◆症状に心当たりがあれば早めの相談を!

 

食事中など、

まれに頬の内側を噛む程度であれば、

さほど気にはならないかもしれません。

 

しかし、これが何度も繰り返されると、

食事の楽しみを損なうだけでなく、

口内炎などのトラブルを

引き起こすおそれもあります。

 

 

 

 

お口の快適な状態を保つためにも、

たびたび頬を噛んでしまうことに心当たりがあれば、

まずはお気兼ねなく当院へご相談ください。

 

 

 

小倉歯科診療所
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口臭の原因は舌にあり!?正しい舌ケアでいざ改善!

 

12月13日は「煤払い(すすはらい)の日」です。

 

古来より、この日に家中を清めて

新年を迎える準備をする習慣があり、

これが現在の「大掃除」

ルーツになったといわれています。

 

今年のうちに身の回りをきれいにして、

気持ちも新たに新年を迎えたいですね。

 

さて、大掃除と同じくして、

お口の中も汚れを落として清潔にし、

日々快適に過ごしたいものです。

 

実は、お口の中では歯だけでなく、

舌の汚れもさまざまなトラブルの

原因となり得るため、注意が必要です。

 

 

 

 

◆舌の白い汚れの正体は?

 

鏡の前で舌を出したとき、

まるで薄雪が積もったように

表面が白くなっていることはありませんか?

 

この白い付着物は

「舌苔(ぜったい)」と呼ばれるもので、

食べかすやだ液の成分、口内ではがれ落ちた粘膜、

細菌などが原因で発生する舌の汚れです。

 

実は、この舌苔が

口臭の主な発生源となっているのです。

 

これは、舌苔に含まれる細菌が

悪臭のもととなる物質を作り出すためで、

舌苔が厚くなると

口臭も強くなってしまいます。

 

 

 

 

さらに、舌苔が厚くなると味覚を鈍らせ、

味を感じにくくさせるおそれもあるため、

気になる方はしっかり対処しましょう。

 

 

 

 

◆舌苔が増えやすくなる環境に要注意!

 

先に述べたように、舌苔は厚くなるほど、

口臭などの悪化リスクが高まります。

 

とくに、以下の環境下では

舌苔が厚くなりやすいため、注意が必要です。

 

・不衛生な状態

歯みがきが不十分な場合、

口内が不衛生になり、菌やはがれた粘膜が

舌に付着しやすくなります。

 

・乾燥した状態

口内でだ液の分泌量が減少し、

だ液が持つ自浄作用や

殺菌作用が十分に機能せず、

舌苔が厚くなる原因となります。

 

口呼吸やストレスなど、

無意識な習慣も乾燥の原因となるため、

日頃から意識的に対策することが望ましいです。

 

 

 

 

◆今日から実践! 正しい舌ケア法

 

舌苔を予防・除去するためには

「舌ケア」が効果的です。

以下のポイントをおさえて、

毎日の習慣にしましょう。

 

・専用の舌ブラシを使用する

表面を傷つけないように、

やわらかい素材の舌ブラシの使用がおすすめです。

 

・奥から前方へ、一方向に動かす

舌の奥から前方へ、

一方向に優しく舌ブラシを動かします。

少しずつ横に移動しながら、

3回程度で汚れをかき出しましょう。

 

・1日1回、起床時に行う

寝ている間に細菌が増殖するため、

朝一番のケアがおすすめです。

 

・やりすぎに注意

舌はとてもデリケートな部位です。

一度にすべての舌苔を取り除こうとはせず、

数日かけて少しずつケアしていきましょう。

 

 

 

 

 

◆舌ケアの疑問は歯科医院で解決!

 

舌のお手入れは

ご家庭でも簡単に行えますが、

誤ったケアは思わぬトラブルを

引き起こすおそれがあります。

 

力を入れすぎたり、

過度にケアを行ったりすると

舌を傷つけてしまい、

かえって口臭が強くなることもあるため

注意が必要です。

 

 

 

 

当院では、一人ひとりのお口の状態に合わせて、

正しい舌ケアの方法をアドバイスしています。

舌の状態にお悩みがある方は、

お気軽にご相談ください。

 

 

 

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治療後も油断禁物!つめもの・かぶせものの寿命

 

今年の11月7日は暦の上で

冬の始まりを告げる立冬です。

 

来る寒さに備えて、冬支度を始める方も

多いのではないでしょうか。

 

暖房器具や冬物の衣類は

早めに手入れを済ませて準備しておきたいですね。

 

さて、お口においても日ごろの手入れが欠かせませんが、

実は、治療した後のつめものやかぶせものも、

その後のセルフケアやチェックが大切です。

 

そこで今回は、

治療後のつめものやかぶせものの注意点について

お話ししていきます。

 

 

 

 

◆一生モノじゃない!?

 つめものやかぶせものの寿命

 

歯科で治療を受けて、

つめものやかぶせものが入ると

「これで一安心」

と思う方も多いのではないでしょうか。

 

しかし、この時点では歯の不安を

完全に払拭することはできません。

 

これらの修復物には寿命があり、

ある調査では金属のつめもので5.4年、

かぶせもので7.1年、ブリッジで8年

それぞれの平均使用年数といわれています。

 

 

 

では、なぜつめものやかぶせものは

”一生モノ”ではないのでしょうか。

 

それは、治療後もお口の中は

環境や状態が常に変化し、

過酷な環境にさらされているからです。

 

このような環境下において、

治療した部位が同じ状態を長く保ち続けるのは

非常に困難なのです。

 

 

 

 

◆つめもの・かぶせものの寿命を縮める

 危険な因子

 

つめものやかぶせものの寿命は、お口の中の

さまざまな要因によって左右されます。

 

たとえば、無意識での歯ぎしりや

食いしばりのくせがある人は、

つめものやかぶせものに非常に強い力が加わり、

やがて割れたり欠けたりするおそれがあります。

 

また、かみ合わせの変化

つめものやかぶせものが取れたり

外れたりする要因となり得ます。

 

これは、治療時点では歯にフィットしていても、

年月とともにかみ合わせのバランスが変わることで

余計な負担がかかるためです。

 

このように、同じような状況下で入れた

つめもの・かぶせものでも、

個々のお口の状態や習慣などによって、

その寿命が大きく変わってくるのです。

 

 

 

 

◆見逃されがちな「二次むし歯」に要注意!

 

つめものやかぶせものの寿命に

影響を与える要因で、もうひとつ忘れてはいけないのが

「二次むし歯」です。

 

これは一度治療した部位に再度発生するむし歯で、

つめものやかぶせものの装着後であっても、

やがて劣化により生まれたすき間に菌が入り込み、

再び歯を溶かしていきます。

 

二次むし歯は

自覚症状がないまま進行することが多く、

レントゲンをとって初めてその存在に

気づくことも少なくありません。

 

 

 

そして、二次むし歯が進行すると、

つめものやかぶせものの適合性が悪くなり、

やがて外れてしまうおそれがあるのです。

 

そのため、定期的なチェックによる

早期発見が重要となります。

 

 

 

 

◆長持ちの秘訣はプロのチェック

 

つめものやかぶせものを長持ちさせるためには

毎日のセルフケアにくわえ、

定期的な歯科受診が欠かせません。

 

 

 

 

繰り返す治療に悩まされないためにも、

治療後も定期的な受診を継続して、

お口のトラブルを未然に防ぎましょう!

 

 

 

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母子ともにリスクが! 妊娠中の口腔ケアの重要性

 

秋といえば「食欲の秋」

旬の食材を味わうのが楽しみになる季節です。

 

旬の食材はおいしいだけでなく

栄養価も高いため、

積極的に食事に取り入れたいですね。

 

そんな食事が楽しみな季節だからこそ、

お口のケアも欠かせません。

 

中でも妊娠中の方は

お口のトラブルが起こりやすく、

母子の健康にも悪影響を与えうるため、

特に注意が必要です。

 

そこで今回は、

妊娠中の口腔ケアの重要性について

お話ししていきます。

 

 

 

 

◆痛みや不快感も!?

 妊娠中に起こりやすいお口のトラブル

 

かつては

「一子を得ると一歯を失う」

といわれたほど、

妊娠中は口内にさまざまな問題が

発生しやすくなります。

 

「気分が悪くて、歯が磨けない」

「だ液がネバついて気持ち悪い」

などがその代表例です。

 

 

 

また、妊娠前にはなかった

以下のようなトラブルに悩まされる方も

少なくありません。

 

・歯や歯ぐきに痛みがある

・歯ぐきに腫れや出血がある

・冷たいものや熱いものがしみる

・口臭が強くなる

 

 

 

 

◆なぜ妊娠中にお口のトラブルが起きるのか?

 

その要因のひとつが、妊娠中における

女性ホルモンの分泌量の増加です。

これにより、女性の体には

さまざまな変化が生じます。

 

これはお口の中も例外ではなく、

サラサラだっただ液が粘り気を増し、

つわりによって

歯みがきが困難になるなどして、

普段よりもお口の中を

清潔に保つ力が弱まります

 

また、歯周病菌の中には

女性ホルモンによって

活発になる菌が存在することも、

妊娠中に歯ぐきの腫れや

出血が多くなる一因です。

 

さらに、妊娠後期に入り

お腹が大きくなると、

一度に食べられる食事の量が限られるため、

結果的に食事の回数が増えていきます。

それに応じたケアが不足してしまうことも、

お口のトラブルが増える要因となります。

 

 

 

 

◆赤ちゃんにも悪影響が!?

 妊娠中の歯周病に要注意

 

妊娠中のお口のトラブルは

お母さんだけの問題ではなく、

赤ちゃんにまで影響する恐れがあります。

 

その一例が、早産や低体重児出産です。

 

近年の研究により、妊娠中の歯周病は

早産や低体重児出産のリスクを約2倍~4倍も

高めることがわかっています。

 

これは、歯周病の原因菌や歯ぐきの炎症が、

子宮の収縮に影響を与えるため

考えられています。

 

 

 

このことから、

妊娠中はお母さん自身だけではなく

お腹の赤ちゃんの健康を守るためにも、

お口のケアは欠かせません。

 

 

 

 

◆安定期に入ったら歯科受診を!

 

妊娠中のお口の健康は、

お母さんと赤ちゃん、双方に大切です。

 

妊娠安定期(妊娠16週~27週)に入ったら、

ぜひ歯科医院で検査とクリーニングを受けましょう。

また、安定期であれば

必要な歯科治療を受けることも可能です。

 

 

 

 

定期的なケアでお口の健康を保ち、

安心して出産を迎えられるよう、

私たちも全力でサポートいたします。

 

妊娠中のお口のケアで気になることがあれば、

お気兼ねなく当院へご相談ください。

 

 

 

小倉歯科診療所
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お口の衰えは要介護の入り口?「オーラルフレイル」とは

 

今年は9月16日が敬老の日ですね。

 

お年寄りを敬い、

長寿を願う日ということで、

ご高齢のご家族へお祝いをする方も

いらっしゃるのではないでしょうか。

 

年を重ねても若々しく

元気に過ごしたいものですが、

実は、加齢による衰えと

お口の状態には深い関わりがあるのです。

 

そこで今回は、

心身の衰えにつながりうるお口の機能低下、

オーラルフレイルについてお話ししていきます。

 

 

 

 

◆そのお口の変化

 実はオーラルフレイルかも?

 

食事をしていて、以前よりも

「むせやすくなった」

「食べこぼしが増えた」

と感じたことはないでしょうか。

 

 

 

オーラルフレイルとは、

このような日常で感じる

”お口のささいな衰え”のことで、

「健康な状態」と

「お口の機能が低下した状態」の

ちょうど中間に当たります。

 

この段階で適切な対応を行えば、

元の健康な状態に戻れるのが

オーラルフレイルの大きな特徴です。

 

一方で、日常生活において、

このようなささいな衰えは

「年をとれば仕方のないこと」

と軽視しがちで、

そのまま放置してしまう方

少なくありません。

 

 

 

 

◆放置厳禁!

 オーラルフレイルが要介護の原因に!?

 

オーラルフレイルを放置すると、

その先にはさまざまなリスクが

待ち受けています。

 

たとえば、「噛みにくい」という状態が続くと、

人はおのずとやわらかい食品を

好んで食べるようになります。

 

その結果、噛む筋肉がますます弱くなり、

やがて噛めなくなるという

お口の機能低下に至ってしまいます。

 

このように、はじめは

「噛みにくい」「飲み込みにくい」

だったものが、次第に

「噛めない」「飲み込めない」

という機能低下に至ってしまうのが、

オーラルフレイルの怖いところです。

 

さらに、オーラルフレイルは

お口の問題だけにとどまらず、

全身の衰え(身体的フレイル)にも影響します。

 

ある調査では、オーラルフレイルの人は

そうでない人と比べて、

要介護になるリスクが約2.4倍、

4年以内に亡くなるリスクが約2倍になると

報告されています。

 

 

 

オーラルフレイルが原因で

要介護に至ってしまうと、

元の健康な状態に戻すのは難しくなります。

 

したがって、ほんの少しの衰えも

「年のせい」と軽く見ず、

早め早めに対処していくことが肝心です。

 

 

 

 

◆ささいな変化に気づくことから!

 早期対応が大切です

 

食べこぼしや、むせやすくなるほか、

お口の渇き

普段の会話で言葉をはっきり発音できないなど、

これらに身に覚えがある場合は、

オーラルフレイルが疑われます。

 

 

 

 

大切なのは、

オーラルフレイルを自覚したら

早期の機能改善に取り組むことです。

 

いつまでもおいしく食事を楽しみ、

健康的な生活を送るためにも、

早めに歯科医院で相談し、

適切な指導を受けましょう!

 

 

 

小倉歯科診療所
〒770-0047 徳島県徳島市名東町1-240-1
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口腔ケアが命を守る!歯周病と心臓病の密接な関係

 

8月に入り、いよいよ夏本番となりました。

厳しい暑さが続きますが、

こまめな水分補給と体調管理を心がけ、

この夏を乗り切っていきましょう。

 

さて、8月10日は

「健康ハートの日」です。

810=ハートの語呂にちなみ、

心臓病の予防キャンペーンの一環として

日本心臓財団が提唱しました。

 

日本人の死亡原因第2位の心臓病

歯科とも密接に関わっており、

口腔ケアが不十分だと

心筋梗塞などの重篤な病気に

かかりやすくなることが

わかっています。

 

そこで今回は、

あまり知られていないお口と心臓の意外な関係や

そのリスクについて、詳しく解説していきます。

 

 

 

 

◆歯周病になると

 心臓病のリスクが2倍に!?

「歯周病」と聞くと、

お口だけの問題と感じるかもしれません。

 

しかし、近年は世界各国の研究によって、

歯周病が全身のさまざまな病気と

関係していることがわかってきました。

 

心臓病もそのひとつで、

国内で実施されたある調査では、

歯周病の疑いが強い人は、

そうでない人と比較して

心筋梗塞の発症数が約2倍に上るとの

データが報告されています。

 

 

 

これまで、心臓病の危険因子としては

高血圧や肥満、喫煙などが

主に挙げられていましたが、

ここにきて「歯周病」

無視できない存在であることが

明らかになってきたのです。

 

 

 

 

◆歯周病が心臓に影響するのはなぜ?

 

歯周病と心臓病、

一見すると無関係に思える

この2つの病気に

いったいどのような関わりがあるのでしょうか。

 

そのメカニズムについては、

現在までに次の2つの説が

考えられています。

 

1つは、歯周病菌が血流に乗って心臓へ運ばれ、

血管に炎症を起こすという説です。

 

この炎症によって心臓の血管の壁が厚くなると、

いわゆる「動脈硬化」が進行し、

狭心症や心筋梗塞を引き起こします。

 

実際に、動脈硬化を起こした患者さんの

心臓の血管を調べた研究では、

数種類の歯周病菌が

発見されたという報告があります。

 

 

 

もう1つは、歯ぐきの炎症そのものが

心臓病をはじめとする

全身の病気の引き金になるという説です。

 

歯周病で歯ぐきが腫れると、

その部位からは炎症に関連した

さまざまな物質が放出されます。

これらの物質が心臓に運ばれると、

血管などに悪影響を及ぼすことがわかっています。

 

 

 

 

◆命を守るためにも歯を大切に!

 

生活習慣病の予防といえば、

「食事」「運動」「禁煙」「睡眠」などが

重要視されてきました。

 

これらに加えて

「口腔ケア」も徹底することが、

今後の生活習慣病予防における

大切な取り組みになります。

 

 

健康診断だけでなく、

歯科での定期検診も欠かさずに、

常に良好なお口の状態を目指しましょう!

 

 

 

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