定期検診はなぜ必要?(1)

なんでも噛めるには20本必要

歯は全部で32本。親知らずを除くと28本ですが、イカや煎餅など、硬いものを食べるためには、最低20本は必要だと言われます。しかし、70~74歳の歯の平均本数は20本を下回り、80~84歳ではわずか15本程度。本数が減れば、食べられるものもどんどん減っていきます。そこで、ぜひ若い頃から受けておいてほしいのが『定期健診』です。

 

むし歯は痛みが出てからでは遅い!

むし歯は初期段階では痛みがなく、なかなか気づくことができません。痛みを感じる頃には、神経までむし歯が達していることも珍しくなく、そうなると神経を取らざるをえなくなります。しかし、実は神経は「歯に栄養を送る」という重要な役割も担っています。ところが、神経を取ってしまうと歯に栄養が行き渡らず、もろくなって歯の寿命が短くなってしまいます。つまり、定期健診でまだ痛みのないむし歯を早期に発見できれば、歯の寿命をより長くすることができるのです。

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。

 

今年の干支は「戌(いぬ)」ですが、実はみなさんのお口の中にも「犬」がいるのをご存知でしょうか?その正体は…「犬歯」です。犬歯とは、歯を前から数えて3番目の、槍のように少しとがった歯のこと。一般的には「糸切り歯」とも呼ばれていますね。犬歯は歯の中で一番歯の根が長く、丈夫な作りになっているために他の歯が抜けてしまっても最後まで残ることが多い歯で、噛み合わせにおいても重要な役割を果たしています。

 

毎年、年の初めは干支を意識していても、少し経つと「あれ、今年の干支ってなんだっけ…?」となってしまいますが、今年は犬歯にちなんで忘れないであげてくださいね。当院も丈夫な犬歯にあやかって、みなさまのお口の健康を守るために今年もより一層がんばります!

本年もどうぞよろしくお願いいたします。