歯の根の治療(3)

最後までしっかり治療しましょう!

 

「根管治療」は途中で中断してしまう患者さんが多い治療のひとつでもあります。たしかに精細な動きで音もないため「地味」に見えるかもしれませんが、もし根管内に細菌を取り残せば、確実にあとで病気を引き起こします。そのとき、歯を残せる保証はありません。「根管治療」は保険でできる貴重な温存治療です。豊かな食生活を生続けるためにも、ぜひ最後まで治療を受けてください。

 

海外ではすぐ抜歯!?

日本では「根管治療」を保険でうけることができます。しかし、これはとても珍しいことで、多くの国では「自由診療」になります。その額、10万円以上ということも…。つまり、海外では費用の問題から「根管治療」ではなく、より費用のかからない「抜歯」が選択されることも一般的です。

 

 

 

歯の根の治療(2)

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図のように根管は太くてまっすぐに見えますが、実際には0.5㎜以下と細く、さらに曲がっていたり、枝分かれしていたりすることも珍しくありません。もちろんはっきりと見えるわけではありませんから、実は「根管治療」はとても緻密で難しい治療なのです。

歯の根の治療(1)

神経は取った後が大事!

むし歯が進行して神経がむし歯菌に侵されると、ひどい激痛におそわれ、神経を取り除く治療が必要になります。しかし、神経は図のように「根管」と呼ばれる歯の根っこに入っています。そのため、むし歯菌がこの根管全体に広がっている可能性があり、単に神経を取るだけでは、またむし歯になってしまいます。そこで根管をしっかり掃除し、さらに薬を詰めやすくするため、形を整えなければなりません。それが「根管治療」です。

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二次むし歯を防ぐ2つの方法

①境目をしっかり磨く!

二次むし歯の原因は隙間にむし歯菌が入ってしまうこと。ですので、つめものはその周辺を、かぶせものは歯ぐきとの境目を特に入念に磨くようにしましょう。

 

 

②定期検診をしっかり受ける!

しかし、隙間に入り込んだプラークを完全に除去するのは難しいものです。そこで大切なのが「定期健診」。ごく初期のむし歯であれば削らずに済むこともありますし、万が一削る場合でも、早期に発見できればそれだけ削る量も少なくて済みます。ぜひ定期的なご来院をお待ちしております。

 

二次むし歯とは?(2)

歯の寿命がどんどん短くなる!?

 

むし歯は基本的には歯を削らなければ治すことができません。二次むし歯になると過去に治療で削った歯を、さらに削るわけですから、歯質がどんどん小さくなって弱くなってしまいます。再度治療をしたとしても、歯が折れてしまうといったリスクがとても高くなるのです。

過去の治療で「神経」をとっている歯は、さらなる注意が必要です。神経が無いため二次むし歯になっても痛みを感じづらく、見つかったときには大きく進行していて、歯を抜かなければならないことも珍しくありません。

 

 

二次むし歯とは?(1)

「一度治療したところはもう安心!」と思っていませんか?

 

むし歯治療で製作する「つめもの」や「かぶせもの」は、とても高い精度で作られています。しかし、人工物であることに変わりはなく、時間の経過などによってどうしても「隙間」ができてしまいます。そしてこの隙間にプラークが入り込み、新たなむし歯ができてしまう。これが「二次むし歯」です。このように、実は治療をしたところは安心ではなく、むしろ新たなむし歯ができるリスクが高いのです。

定期検診はなぜ必要?(1)

なんでも噛めるには20本必要

歯は全部で32本。親知らずを除くと28本ですが、イカや煎餅など、硬いものを食べるためには、最低20本は必要だと言われます。しかし、70~74歳の歯の平均本数は20本を下回り、80~84歳ではわずか15本程度。本数が減れば、食べられるものもどんどん減っていきます。そこで、ぜひ若い頃から受けておいてほしいのが『定期健診』です。

 

むし歯は痛みが出てからでは遅い!

むし歯は初期段階では痛みがなく、なかなか気づくことができません。痛みを感じる頃には、神経までむし歯が達していることも珍しくなく、そうなると神経を取らざるをえなくなります。しかし、実は神経は「歯に栄養を送る」という重要な役割も担っています。ところが、神経を取ってしまうと歯に栄養が行き渡らず、もろくなって歯の寿命が短くなってしまいます。つまり、定期健診でまだ痛みのないむし歯を早期に発見できれば、歯の寿命をより長くすることができるのです。

歯のつめもの、かぶせものに使われる素材(2)

ゴールド

見た目は白くないので前歯には使えませんが、柔軟性があり、精度高く、自分の歯にぴったりと装着できます。自然の歯と同じくらいの硬さなので、周りの歯を痛めるリスクも最小限。しかも、金属アレルギーになりにくいという特徴もあります。ただし金ですので材料費が高くなります。

 

ジルコニア

セラミックは強い衝撃に弱いため、それを補うために金属をベースにしてその上にセラミックを焼き付けるという方法があります。しかしこれでは内側の金属が黒く影になってしまい、美しさが半減。そこで近年、金属の代わりに使われているのが、真っ白でとても硬いジルコニアです。ジルコニアをそのまま使うこともできますが、透明感が少ないため表面にセラミックを焼き付けるのが一般的です。また、材料・製作に費用がかかります。

 

これら以外にも、保険診療で使われる「金銀パラジウム合金」(いわゆる銀歯)、セラミックとプラスチックを混ぜた「ハイブリッド」、ゴールドとプラチナでできた「白金加金」など様々なものがあります。それぞれ特徴をもった素材ですので、つめものやかぶせものを製作する際はじっくり考えて決めましょう!ご不明な点はいつでもご相談ください。

 

歯のつめもの、かぶせものに使われる素材(1)

歯は一度削ってしまうと、元に戻ることはありません。そのため、歯を修復するために「つめもの」や「かぶせもの」を作る必要があります。実はこれらにはいろいろな素材があり、成分などで細かく分類すると何十種類以上にも!そこで、代表的な素材の種類と特徴を解説したいと思います。

 

プラスチック

加工がしやすく、安価で製作できます。しかし、プラスチックのお皿で想像できるように、着色しやすかったり、傷や摩耗に弱く、雑菌を引き寄せるという弱点があります。

 

セラミック

お皿でおなじみの「陶材」を歯科用に強化したものです。お皿の表面がピカピカしているのと同様、白くて美しい色と透明感があります。

プラスチックと比べると、その質感の差は小さくなく、「自然の歯よりも美しい」と感じる方もいるほどです。ただし、強い衝撃に弱く、製作費がかかるといった面もあります。

 

夏休み!子供のむし歯注意報 (3)

ルール3 歯科医院に行く

 

そして最後のルールは夏休み中に一度は歯科医院に来ていただくことです。むし歯は痛みだす前に発見できれば、軽い処置で済みます。反対に、痛みが出てからでは神経をとるなど治療も大変になり、さらには歯の寿命も短くなってしまいます。もちろん、フッ素を歯に塗るなどの予防処置も行っています。

 

夏休み明けに痛~いむし歯で歯科医院通い…とならないよう、3つのルールで歯を守ってくださいね。