夏バテが引き起こすお口のリスクとは? (1)

歯周病が悪化!むし歯のリスクも!   歯周病やむし歯は、お口の中の細菌が引き起こす病気。夏バテになり免疫力が下がってしまうと、細菌がどんどん増えてしまいます。また、「だ液」には細菌を洗い流してくれる重要な役割がありますが、夏バテで食事の回数や量が減ったり、水分不足になると、だ液がしっかり分泌されなくなり、これもまた細菌を増やす原因になります。   歯周病は最後には歯が抜けてしまう恐ろしい病気。夏バテになると細菌が増えて気づかないうちに歯周病が進行してしまうかも…。もちろん、細菌が増えればむし歯のリスクも高くなります。

親知らず、なんのためにあるの?

「親知らず」。きちんと機能することが少ないのに、そもそもなんのためにあるのでしょうか?実は、硬いものを良く噛んで食べていた古代は前から8番目の歯である親知らずもちゃんと使って食べていました。しかし、時が経つに連れ、調理された柔らかい物を食べるようになり、噛む回数が減ったことで顎が小さくなってしまいました。そして、ついには親知らずが生える場所がなくなってしまったのです。人間の進化の過程で、親知らずの存在意義が小さくなってしまったんですね。

 

4月は歓迎会やお花見など、楽しいお酒や食事の席が多い月です。しっかり楽しんだ後はしっかり歯磨きをして、健康なお口を保ちましょう!

親知らずの秘密(抜くべき?) (2)

抜かなくてもいい&残すことのメリットもあります

 

親知らずがまっすぐ生えてしっかり噛み合っているなら、ちゃんと使えている歯なので無理に抜く必要はありません。また、将来的に隣の歯が抜けてしまった場合に、ブリッジの土台入れ歯を安定させるのに役立つ場合もあります。

 

親知らずを抜くかどうかの判断基準は、これ以外にもたくさんあります。いずれにせよ、周囲の健康な歯への影響が心配ですので、「あれ、おかしいかな」と思ったら、なるべく早く私たちにご相談ください。

 

 

親知らずの秘密(抜くべき?) (1)

こんな時は抜いた方がいい&抜かないと危険!!

 

①智歯周囲炎で繰り返し痛む

智歯(ちし)とは親知らずのことです。智歯周囲炎は親知らずの周辺に細菌が感染し、腫れたり膿がたまるなどして、痛みを伴う病気。これが繰り返されると、やがては隣の歯が溶ける・顎にまで感染が広がる・口が開かなくなるといった症状を引き起こすので、抜歯が必要になります。

 

②むし歯や歯周病になっている

親知らずは奥の方にあってケアしにくいため、むし歯歯周病になりやすい歯です。治療をしても、結局ケアが行き届かず再発することが多く、歯周病は周囲にも広がっていくので、抜いてしまった方が良い場合がほとんどです。

 

③矯正治療をしている

矯正治療をしてせっかく歯並びがよくなっても、親知らずがあるとそれに押されることで、前方の歯の歯並びが再び悪くなってしまうことがあります。こうした場合は年齢や状態などを考慮して、早期に親知らずを抜くことがあります。

 

今年も花粉が飛び始めました

ここ徳島市でも花粉が飛び始めました。

いまや日本人の4人に1人が花粉症と言われます。今の時期、鼻づまりに悩んでいる方も多いのでは。実はこの鼻づまりのせいで歯周病やむし歯になりやすくなることをご存知ですか?鼻がつまる→口呼吸になる→口腔内が乾燥→細菌の繁殖を抑えるだ液が減りむし歯菌・歯周病菌が増える…。このような流れで、お口の中の状態が悪化していきます。春が終わってほっとしてみたら、お口の中がボロボロだった…ということのないようにしたいですね。

ドライマウスをご存知ですか?(その1)

ドライマウスは別名『口腔乾燥症(こうくうかんそうしょう)』ともいわれ、だ液が減って口が乾燥する症状をいいます。直接的には口が乾いて不快になる程度ですので「たいしたことない」と思われがちですが、実はドライマウスにはさまざまな思わぬ危険性が隠されています。

 

口の中の細菌はさまざまな病気の原因となりますが、ここで非常に重要な働きをしているのが「だ液」です。だ液はそうした細菌の繁殖を抑えるとともに、むし歯になりかけた歯を修復する役割ももっています。

 

つまり、ドライマウス=だ液が減る、ということは、むし歯や歯周病をはじめ、さまざまな病気のリスクが高まることを意味します。

 

また、ドライマウスは口臭の原因にもなりますが、これはだ液が少なくなったため、細菌が繁殖して悪臭を放っているからです。

 

抜歯したまま放置してはいけない4つの理由その(2)

見た目が変わってしまう

歯が移動すると噛み合わせがおかしくなり、片方だけで噛むなど、様々な癖がついてしまいます。すると、抜けた部分の見た目だけでなく、顔全体までゆがんでしまったり、口の周りのシワが増える原因にもなります。

抜歯したまま放置してはいけない4つの理由(その1)

歯を抜いたけど、見た目もおかしくないし食事もできるからそのままで平気?

もしそんな考えでブリッジや入れ歯をせず、抜歯した部分をそのまま放置してしまうと、想像以上に大変なことになります。意外かもしれませんが、1本でも歯がなくなると、両隣の歯が傾いたり、噛み合っていた向かい合う歯が伸びてきたりと、ほんの短期間でたくさんの歯が動いてしまいます。

実はこうして歯が動いてしまうことが、お口の中はもちろん、体全体にも悪影響を及ぼすことになります。

むし歯や歯周病になる

抜歯をしたところは隙間などに食べカスが詰まりやすくなり、また歯ブラシも届きにくくなります。すると、細菌がどんどん繁殖し、むし歯や歯周病を引き起こす原因になります。

口臭のほとんどはお口の中の◎◎が原因です(その2)

「むし歯」「歯周病」と口臭

むし歯になると、歯に穴が空き、そこにプラークが溜まります。また、歯周病になると歯周ポケットの中にプラークが溜まります。プラークは細菌のかたまりです。むし歯・歯周病を放置すると、細菌は繁殖する一方。どんどん口臭もひどくなります。これを抑えるには、治療以外に方法はありません。

 

「舌苔(ぜったい)」と口臭

舌の上に細菌が繁殖して苔のようなもの(舌苔)ができることがあります。これももちろん口臭の原因です。専用のクリーナーもありますが、取り除くのに注意が必要な場合もあるので、まずはご相談ください

 

病気と口臭は、とても密接な関係があります。これら以外の原因もありますので、気になる場合はお気兼ねなく早めにご相談ください。