予防に絶対欠かせない PMTC (1)

PMTCとは、日本語では「専門家による機械的歯面清掃」とも呼ばれますが、簡単にいえば、国家資格を持った歯科衛生士などが、専用の器具・器械とフッ化物入りペーストを使って、お口の中を徹底的にきれいにすることです。しかし、ただのお掃除だと思ったら大間違い。PMTCはお口の健康維持には絶対に欠かせない大切な役割があります。

 

Professional     専門家が

Mecanical   専用の器具で

Tooth      歯を

Cleaning   クリーニングする

 

夏休み!子供のむし歯注意報 (3)

ルール3 歯科医院に行く

 

そして最後のルールは夏休み中に一度は歯科医院に来ていただくことです。むし歯は痛みだす前に発見できれば、軽い処置で済みます。反対に、痛みが出てからでは神経をとるなど治療も大変になり、さらには歯の寿命も短くなってしまいます。もちろん、フッ素を歯に塗るなどの予防処置も行っています。

 

夏休み明けに痛~いむし歯で歯科医院通い…とならないよう、3つのルールで歯を守ってくださいね。

夏休み!子供のむし歯注意報 (2)

ルール2 キシリトールガムで唾液を出す

 

だ液は歯の修復をしてくれるとても大切なもの。そこで、ガムを噛んでだ液を出せば、それだけ歯の修復力が高まり、さらに口内の細菌を洗い流してくれたりもします。しかし!普通のガムでは糖分が入っているので、逆効果です。

 

そこでオススメなのが、キシリトールガム。キシリトールには甘みはありますが、糖分は含まれていません。それどころか、なんとむし歯菌を弱らせる効果も持っています!だ液の効果と合わせて一石二鳥ですね!

夏休み!子供のむし歯注意報 (1)

普段は規則正しく、学校で決められた時間に給食を食べている子供たち。しかし、夏休みは家で過ごす時間が多く、食習慣が乱れがち。そんな子供たちの歯を守るための3つのルールをご紹介します。

 

ルール1 ダラダラおやつを控える

 

むし歯菌は「糖分」を与えると酸を出し、歯を溶かします。この現象は「脱灰(だっかい)」と呼ばれ、この脱灰が進むとやがてはむし歯となります。実は、これを防いでくれているのが「だ液」です。だ液は、溶けた歯にミネラルなどを補い、歯を再生してくれています。これを「再石灰化」といいます。

 

しかし、再石灰化には「時間がかかる」という弱点があります。つまり、食事後にだ液の力で再石灰化をしようとしている所にアイス(糖分)を食べる…ということを繰り返していると、脱灰ばかりが続き、むし歯になってしまいます。食べる量よりも、間食が多いほうがむし歯になりやすいのです!夏休みは不規則に間食をしがち。毎食後、きちんと歯を磨いて「ダラダラおやつ」を控えることがむし歯予防の第一のルールです。

 

 

 

夏バテが引き起こすお口のリスクとは? (2)

口臭の原因にもなります!

 

くさぁい口臭。この臭いの原因の一つが、「舌苔(ぜったい)」と呼ばれる、舌の上にこびりついた白や黄色に見える苔状のもの。この「舌苔」は実は舌からはがれた細胞や、食べかす、そして細菌などが混ざったもの。

 

夏バテで免疫力が落ち、だ液が減ってしまうと自浄作用が低下し、この舌苔がどんどん増え、口臭を引き起こすことになります。なお、舌苔は専用のクリーナーを使うことで減らすことができますが、口臭は歯周病菌などが原因の場合もありますので、気になる方はお気兼ねなくご相談ください。

夏バテが引き起こすお口のリスクとは? (1)

歯周病が悪化!むし歯のリスクも!   歯周病やむし歯は、お口の中の細菌が引き起こす病気。夏バテになり免疫力が下がってしまうと、細菌がどんどん増えてしまいます。また、「だ液」には細菌を洗い流してくれる重要な役割がありますが、夏バテで食事の回数や量が減ったり、水分不足になると、だ液がしっかり分泌されなくなり、これもまた細菌を増やす原因になります。   歯周病は最後には歯が抜けてしまう恐ろしい病気。夏バテになると細菌が増えて気づかないうちに歯周病が進行してしまうかも…。もちろん、細菌が増えればむし歯のリスクも高くなります。

明けましておめでとうございます

年末年始はたくさん美味しいごちそうを食べたと思いますが、そうした豪華な料理も、何日も続くとさすがに飽きてしまいますね。そんな贅沢な悩みもお口が健康であればこそ。

また、お口が健康であることは食べ物が食べられるということだけでなく、全身の健康や心の健康にも大きく関わることが近年わかってきています。今年も当院はみなさまのステキな笑顔をむし歯や歯周病から守るために精一杯頑張ります!本年もどうぞよろしくお願いいたします。

皆さんのお口を守る「歯科衛生士」とは? (3)

仕事しながらでも取れる!

 

歯科衛生士になるには、高校を卒業後、歯科衛生士学校に通い卒業資格を得る必要があり(3年制の専門学校、もしくは4年制の大学で学びます。一部の学校には夜間部もあります)、そのうえで、国家試験に合格する必要があります。

 

これからもますます高齢化が進むなかで、多くの方が一生豊かな食生活を送るためには、歯科医師だけでなく歯科衛生士の力が絶対に欠かせません。また、歯科衛生士は「仕事」としてみても一生続けられるプロフェッショルな職業でもあるので、興味があればぜひ目指してみてはいかがでしょうか?ちなみに、女性だけの仕事と思われていますが、男性でもなれる職業です。

皆さんのお口を守る「歯科衛生士」とは? (2)

不況でも引く手あまた

 

今、歯科衛生士は人材がとても不足しています。例えば、世間は不況で仕事がなく、一般企業では一人あたり0.5社しか求人がないと言われていた数年前でも、歯科衛生士の新卒に対しては10医院以上からの求人があることも珍しくありませんでした。そんな魅力たっぷりの歯科衛生士ですが、どうしたらなれるのでしょうか?