からだの健康は歯と歯ぐきから 徳島市 小倉歯科診療所のブログ

むし歯を放置するとどうなるの?

 

9月29日の十五夜には、

お団子を食べる方も

いらっしゃるかと思います。

 

十五夜にお供えするお団子は

月を見立てて作ったもの。

 

その年、

お米が無事に収穫できたことへの感謝

込められているそうです。

 

さて、秋には美味しい食べもの

たくさん出てきますが、

歯に痛みはありませんか?

 

「我慢できるから…」

「面倒だから…」

 

と、歯の痛みを放置すると、

想像以上に恐ろしい事態を

引き起こす可能性があります。

 

 

 

 

◆痛みを感じたら、ただちに歯科へ!

 

「歯がしみる」といった

症状が出ているとき、

むし歯菌は『象牙質』と呼ばれる

歯の内側にある組織まで

進行していることがほとんどです。

 

神経まで達していない状態であれば、

治療は比較的早く終わり、

金銭的な負担も

それほど大きくはありません。

 

しかし、

ここで放置すると、

いよいよむし歯菌は神経に到達します。

 

 

 

 

すると、

ズキズキするひどい痛み

襲われるようになり、

さらに、ここから治療を始めても

栄養素を運ぶ神経を取らなければ

ならないため、

歯の寿命が

確実に短くなってしまいます。

 

 

 

 

◆それでも我慢すると…

 

実は、ひどい痛みを感じているのに

我慢を続けると、

痛みがなくなることがあります。

 

しかし

「むし歯が治った!」

と思ったら大間違い。

 

 

痛みがなくなったということは、

神経が完全に死んでしまった可能性が高く、

むし歯が治ったわけではありません。

 

単に痛みを感じないだけで

むし歯菌は浸食を続け、

歯の中でどんどん細菌が繁殖しています。

 

すると、

歯の根っこの先(あごの骨の中)に

細菌の病巣ができ、

膿が溜まって、再び

ひどい痛みを引き起こしたり、

顔全体が腫れあがったりしてしまいます。

 

そして、ほとんどの場合、

この段階になると、

もう歯は残せません。

 

 

 

 

◆さらには命の危険も!

 

さらに炎症が進むと、

あごの骨が壊死しはじめます。

 

すると、

激しいあごの痛みが生じ、

骨の露出や、

皮膚に穴があくこともあります。

 

また、

炎症は骨だけでなく

目や脳、首や胸にまで広がることもあり、

ひどくなれば呼吸困難を引き起こし

命の危機に陥ることもあります。

 

 

 

 

 

◆むし歯の放置にメリットなし!

 

むし歯は

放っておいても治る病気ではありません。

 

むし歯の痛みを我慢しても、

その先に待っているのは

抜歯です。

 

違和感痛みといった

歯からのサインを感じたら

すぐに歯科医院へ行きましょう。

 

 

 

 

また、定期検診では、

歯をきれいにするだけでなく、

むし歯の有無に関する確認も行っています。

 

初期段階のむし歯を発見し

早期治療ができるので、

「一本でも多く歯を残すため」にも

ぜひ定期的に歯科にご来院ください。

 

 

 

小倉歯科診療所
〒770-0047
徳島県徳島市名東町1-240-1
TEL:088-633-2388
URL:http://www.ogura-dental.com/
Googleマップ:https://g.page/r/CdEBUJcZ-N_xEAE

早めが肝心!事故などで抜けた歯を戻すための注意点

 

海や山にプールなど、

お出かけする機会が増える楽しい季節ですが、

そうした場所では

思わぬ事故や怪我に

遭遇してしまうこともあります。

 

いざというときに、

慌てず迅速に対応することが

皆さんの健康を守ることに繋がりますので、

しっかりと準備を行い、

楽しい夏を過ごしましょう!

 

そこで今回は、

「もし事故や怪我で歯が抜けてしまったら

どのようにすれば歯の生存率を上げられるか」

ご紹介したいと思います。

 

 

 

 

◆抜けた歯を守るカギは
『歯根膜(しこんまく)』

 

事故や怪我などで抜けた歯

元に戻せるかどうかは、

「歯根膜を守れるかどうか」

大きく左右されます。

 

そもそも歯根膜とは、歯の根っこを覆う

0.3mmほどのとても薄い膜のことです。

 

歯を支える『歯槽骨(しそうこつ)』と、

歯の根を結びつけているほか、

食べものを噛んだり、

歯に強い力が加わったりしたときに

その衝撃を吸収する

クッションの役割も果たしています。

 

 

 

もし、事故や怪我などで

不意に歯が抜けたとしても、

この『歯根膜』が無事なら、

元の位置に戻せる可能性が高くなります。

 

 

しかし、

歯根膜は非常にデリケートなため、

扱い方を間違えると

あっという間に失われてしまうのです。

 

 

 

 

◆歯根膜が危ない!NG行動

 

歯が抜けたときに

絶対にやってはいけないこと、それは

・歯の根を持つ

・汚れを取ろうとする

この2つです。

 

 

まず、抜けた歯を持つときは必ず

歯の頭(歯冠部分)を持つようにしましょう。

 

歯の根には歯根膜がついており、

そこを素手で触ってしまうと、

歯根膜が傷ついてしまう可能性があります。

 

また、抜けた歯を

地面などに落としてしまった場合には、

汚れを取りたくなるかもしれませんが、

その際には細心の注意が必要です。

 

ゴシゴシとこすったり、

石鹸や消毒液で念入りに洗ったりすると、

歯根膜まで取れてしまいます。

 

 

抜けた歯を洗うときには、

・歯の頭を持つ

・流水で10~20秒以内にサッと洗い流す

この2つのポイントを必ず守りましょう!

 

 

 

 

 

◆「早めの受診」は絶対条件!

 

歯根膜は乾燥に弱く、

たったの20分弱で

歯根膜の生存率は大きく低下する

といわれています。

 

そのため、抜けた歯を元に戻すには

1秒でも早い受診が必要不可欠なのです。

 

 

しかし、状況によっては

そんなすぐに歯医者へ行けない…

という方もいらっしゃるかと思います。

 

そのような場合におすすめなのが、

『牛乳』や『生理食塩水』に浸けておくことです。

 

 

一番おすすめなのは、

『専用の保存液』に浸けておくことですが、

近くのお店では手に入らない場合もあります。

 

その点、牛乳や生理食塩水は

ご家庭でも用意しやすいため、

保存液が手に入らないときには

この2つで代用しましょう。

 

専用の保存液であれば約24時間、

牛乳なら約6時間、

生理食塩水1時間程度まで

歯根膜の生存率を延ばせる可能性があります。

 

 

 

 

 

歯根膜がきれいな状態で、

なおかつ早めに受診できれば、

歯を元に戻せる確率は

それだけ高くなります。

 

歯が抜けてしまった際には、

適切な方法で歯を保存して、

可能な限り早く

歯科を受診することを心がけましょう!

 

 

 

小倉歯科診療所
〒770-0047 徳島県徳島市名東町1-240-1
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歯科衛生士さん、募集中!

こんにちは。小倉歯科診療所です。
本格的な夏を迎え、
うだるような暑さが続いていますが、
皆さま夏バテなどされていませんでしょうか。

 

夏バテで免疫力が低下すると
歯周病などのお口のトラブルも増加してしまいます。
体調管理にはくれぐれも気をつけて、
暑い夏を乗り切りましょう。

 
 
さて、今回は求人に関する
お知らせをさせていただきます。

 

現在、一緒に働いてくれる
歯科衛生士さんを募集しております。

 

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火曜日以外は、
17時から17時30分に退社可能です!
残業もありません。

 

帰社後、趣味や習い事がしやすく、
家庭やプライベートを
大切にしながら働けます。

 

ブランクのある方も大歓迎です。

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詳しくは、ハローワーク
求人をご覧ください。

 

インターネットサービスからも
ご確認いただけます。

 

https://www.hellowork.mhlw.go.jp/kensaku/GECA110010.do?screenId=GECA110010&action=dispDetailBtn&kJNo=3601010495331&kJKbn=1&jGSHNo=9tyBbOvEWMwYT%2BUuYeGt%2Fg%3D%3D&fullPart=1&iNFTeikyoRiyoDtiID=&kSNo=&newArrived=&tatZngy=1&shogaiKbn=0

 

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皆さまからの応募をスタッフ一同、
心よりお待ちしております!

 

 

 

 

小倉歯科診療所
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旅行前に要対策!突然痛む「気圧性歯痛」とは?

 

7月に入るといよいよ夏本番。

旅行やキャンプ、マリンスポーツといった

レジャーがたくさん楽しめる季節です。

 

日ごろの疲れを癒やすべく、

お子さんの夏休みやご自身の休暇に合わせて、

計画を立てている方も多いのではないでしょうか?

 

しかし、そんなせっかくの「楽しみ」

突然の「歯の痛み」に悩まされては台無しです。

 

むし歯や歯周病にも注意が必要ですが、

実は『気圧性歯痛(きあつせいしつう)という、

旅行中だからこそ起こりやすい歯の痛み

が存在します。

 

 

 

 

◆飛行機に乗ると起こりやすい症状

 

飛行機が離陸する際や着陸するときに

「耳がつまる、痛くなる」といった症状が

出る方もいらっしゃいます。

 

これは、機内の気圧が変化することで、

鼓膜の内側と外側で

「気圧の差」が生じてしまうためです。

 

 

こうした

「飛行機に乗った際に起こりやすい身体の異常」は、

ほかにも「お腹が痛くなる」

「気分が悪くなる、吐き気を催す」

といったものもあり、

航空会社の案内でも注意喚起されています。

 

そして、そのなかには

「歯痛」もしっかりと紹介されているのです。

 

 

 

 

 

◆「気圧の変化」が歯痛の引き金に

 

飛行機に乗ると歯が痛む原因は、

耳のときと同じく「気圧の変化」です。

 

皆さんは、機内に持ち込んだスナック菓子が、

次第に膨らんでいくことがあるのはご存じでしょうか?

 

これは、飛行機の高度が上がって周囲の気圧が低くなると、

「袋の外側から抑える力」よりも、

「内側の押し返す力(圧力)」のほうが

強くなるためです。

 

実は、「飛行機に乗ると歯が痛む理由」も

これと同じです。

 

歯の内側には

「歯髄腔(しずいくう)という

神経の詰まった空洞があります。

 

気圧が下がるとスナック菓子の袋と同じように、

内側の圧力のほうが強くなり、

歯の痛みを引き起こしてしまうのです。

 

 

 

このような気圧の変化によって生じる歯痛を

『気圧性歯痛』といい、

飛行機だけではなく、登山やダイビングなどでも

起こりやすいと言われています。

 

 

 

 

◆楽しい旅行やレジャーの前に歯科でチェック!

 

特に、むし歯や治療中の歯は、

気圧性歯痛が発生する可能性が高くなります。

 

もし、これから旅行やレジャーへ行くにも関わらず、

治療が必要な歯や、治療中の歯を放置している方、

また「しばらく歯科を受診していない」という方は、

楽しい思い出を作るためにも、

事前に歯科で検診を受けておくことを

おすすめいたします。

 

 

 

 

 

当院では、

皆さまのお口に関するお悩みを解決できるよう

スタッフ一同、全力で治療に取り組んでいます。

 

「旅行前に治療を終わらせたい」などのご希望があれば、

精一杯サポートさせていただきますので、

いつでもお気兼ねなくご相談ください。

 

 

 

小倉歯科診療所
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油断大敵!磨きすぎ?「くさび状欠損」とは

 

季節柄どうしても雨模様が続き、
お出かけもしにくいこの時期は、
心も身体も滅入ってしまいがちです。

 

そのようなときこそ、
ストレッチエクササイズで身体を動かし、
読書音楽鑑賞などで気分をリラックスさせ、
心身ともに健康を保つことが重要です。

 

それに加え、6月4日から10日は、
『歯と口の健康週間』でもありますので、
ぜひ「お口の健康」にも気を配ってみてくださいね。

 

さて、そんな「お口の健康」のために
欠かせないことといえば、毎日の歯みがき。

 

しかし、「薬も過ぎれば毒となる」とあるように、
歯みがきもあまり頑張りすぎると、
思わぬトラブルを招くことがあります。

 

 

 

 

◆これってむし歯?
歯がしみるのは「くさび状欠損」かも!

 

毎日きちんと歯を磨いているにもかかわらず、
「冷たいものが歯にしみる」
「歯ブラシを当てると痛い」
と、感じたことはありませんか?

 

その要因のひとつとして考えられるのが、
『くさび状欠損』です。

 

 

皆さんは「くさび」というものをご存じでしょうか?
建築などで用いられる
「V字型の部品」のことなのですが、
それにたとえて、
「くさびが打ち込まれたように
歯と歯ぐきの境目が欠損している状態」のことを、
『くさび状欠損』といいます。

 

 

 

歯の根元を触った際に段差を感じる場合、
くさび状欠損の可能性は高くなります。

 

違和感こそあるものの、
初めのうちは「痛み」や「しみる」といった
自覚症状がないため、
気づかずにそのまま放置してしまうことも
少なくありません。

 

症状が進行すると、
「冷たいものが歯にしみる」
「歯ブラシを当てると痛い」
といった症状が表れるほか、
プラークが溜まって
むし歯や歯周病になるリスクが上がります。

 

 

 

 

◆歯みがきには「いい加減」が大切

 

くさび状欠損が生じる原因として
意外と多いのが「過度なブラッシング」、
つまり、「歯の磨きすぎ」です。

 

たとえば、
・力を入れて歯をゴシゴシ磨いてしまう
・しっかり磨けるように硬い歯ブラシを使っている
・1日に何回も歯を磨く
など、特に「歯みがきに熱心な方」ほど、
その傾向に陥りやすいです。

 

 

また、「歯ぎしり」や「食いしばり」などによって、
強い負荷が加わり続けると、
その力が根元に集中して、
歯の表面に細かなヒビが入り、
くさび状欠損が生じてしまうこともあります。

 

 

 

 

 

◆くさび状欠損が大きくなる前に!
早めに受診を

 

くさび状欠損は、
歯科用の樹脂を詰めることで、
しみるのを軽減させつつ、
見た目も綺麗にすることができます。

 

 

 

しかし、ブラッシングや歯ぎしりなど、
原因となる日々の習慣を解決しない限り、
せっかく樹脂を詰めてもすぐに剥がれ落ち、
くさび状欠損が更に大きくなるばかりです。

 

そのためにも、まずは
「ブラッシング法や歯ブラシの選び方を見直す」
「歯ぎしり用マウスピースを着用する」など、
原因に対するアプローチが重要です。

 

 

歯科医院では、皆さまの症状に合わせた、
最適なアドバイスをすることができます。

 

原因や対処法についてのご相談など、
いつでもお待ちしておりますので、
症状が悪化する前に、
早めの受診を心がけてくださいね!

 

 

 

小倉歯科診療所
〒770-0047 徳島県徳島市名東町1-240-1
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6年ぶりのUSJ

こんにちは。小倉歯科診療所です。
5月16日は、松尾芭蕉が奥の細道に
出発したことから、「旅の日」と
呼ばれているそうです。
新緑が美しい初夏は、自然豊かな
風景を楽しむのにぴったりな季節。
お休みの日はピクニックやお出かけなど、
小旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

さて、旅行といえば先日、
6年振りにUSJに行って来ました。

 

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入場制限がないためか、パーク内は大混雑!

 

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マスクの着用は個人の判断となりましたが、
屋内ではほとんどの人がしていました。

 

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屋外では、コロナ禍でしばらく
中止になっていたパレード
久しぶりに復活し、皆さん
笑顔で楽しんでいましたよ。

 

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とにかく人が多く、
食事・トイレ・買い物・
アトラクションなど…
計画的に回らないと、出遅れます。

 

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6年ぶりに遊びに行ってみて、
けっこうヘトヘトになりました。

 

しかし久々のUSJは、
新しいアトラクションやイベントが
増えていて、とても楽しかったです!

 

良い気分転換ができたので、
これからも精一杯、診療に励んでまいります。

 

 

 

 

小倉歯科診療所
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「治療の中断」は絶対厳禁!

 

暖かな日も増え、

キャンプやピクニックなどの

レジャーを楽しむ方も多いかと思います。

 

しかし、アウトドアは

天候に左右されてしまうため、

予定していた計画が中止になってしまった…

というケースも起こり得ます。

 

こうした「予期せぬ中断」が起こると、

楽しい気分も台無しになってしまいますよね。

 

実は、歯科においても『中断』

皆さんの「不幸」につながってしまう

場合があります。

 

 

それは、歯科治療の中断です。

 

 

 

 

◆リスク1.治療が長引く

 

むし歯の治療を進めていくと、

「仮詰め」や「仮歯」といった処置を行う場合があります。

 

これらは、文字通り

ちゃんとした「つめもの」「かぶせもの」を作っている間、

患部を塞いでおくためののもの。

 

すぐに外す前提のため、

外れやすく、材質も脆いので

すき間が生じやすくなっています。

 

 

「もう痛くないから」と、

自己判断でうっかり通院を止めてしまうと、

むし歯が再発する場合や、

治療開始時より悪化してしまう、

ということもしばしばあります。

 

 

また、「型取りを終えたあと」の中断にも注意が必要です。

あまり長く放置すると、再び型取りをして

つめものやかぶせものを

新しく作り直さなくてはならない場合もあるため、

無駄に治療期間が延びてしまうことになります。

 

 

 

 

◆リスク2.歯の寿命が短くなる

 

治療の中断には、

「歯の寿命が短くなる」というリスクもあります。

 

たとえば、仮歯や仮詰めをしたところは

細菌が溜まりやすく、中断して放置すると

新たなむし歯ができてしまいます。

 

特に、むし歯が神経にまで達してしまうと、

神経を取らなくてはならず、

歯の寿命が著しく短くなります。

 

 

また、神経をとり除いた後などに行う

「歯の根の治療」の中断も注意が必要です。

 

むし歯になりやすいだけでなく、

根っこが弱くなっているため、

割れたりヒビが入ったりしやすくなります。

 

そうなってしまうと

「抜歯」せざるを得なくなることが多いため、

「歯の根の治療」は必ず最後まで受けましょう。

 

 

 

 

そして、「歯周病治療の中断」

歯の寿命に大きな影響を及ぼします。

 

歯周病は、進行すると

歯を支えている骨が溶けてしまう恐ろしい病気です。

 

その原因が「歯周病菌」であり、

すみ家となっているのが『歯石』です。

 

そのため歯周病の進行を食い止めるために、

「歯石の除去」を行っていきます。

 

しかし、治療を中断してしまうと、

何百億という細菌が、

歯石に隠れて増殖しながら歯を支える骨を溶かし続け、

やがては歯が抜け落ちてしまうのです。

 

 

 

 

◆リスク3.治療費が高くなる

 

リスク1、リスク2からもわかるように

治療を中断すると、治療のやり直しや、

さらなる悪化の原因となります。

 

それによって当然、

時間治療費も余計にかかってしまいます。

 

 

 

中断せずに

最後までしっかり通院することで得られるのは、

歯の健康だけではありません。

 

貴重な時間を無駄にせず、

経済的な負担を抑えることにもつながるのです。

 

 

 

むし歯や歯周病といったお口の病気は、

放っておいても自然に治る病気ではありません。

 

誤った状態で放置すると、

確実に悪化します。

 

私たちが

「治療は終わりました」とお伝えするまで、

欠かさず通院を続けてください。

 

 

もし、急用などで

やむを得ず来院できないときには、

必ずご相談ください。

 

皆さまの大切な歯を残すため、

私たちが全力でサポートさせていただきます!

 

 

 

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親知らずが生えてきたら抜かなきゃダメ?

 

桜も咲き、草木も地面から顔を出すこの季節、

すっかり春めいてまいりましたね。

 

さて、植物が芽吹くように、

「気付くと顔を出している」ものが、

皆さまのお口の中にも存在します。

その存在とは「親知らず」です。

 

今回は、あまりよく知られていない

親知らずの正体や、

「もし生えてきたら抜かなくてはいけないのか」

という疑問についてお答えしたいと思います。

 

 

 

 

◆そもそも、「親知らず」とは

 

親知らずとは、

10代後半から20代後半に生えてくる永久歯です。

 

前歯から数えて8番目に位置する、

歯列のなかで一番奥に生えてくる歯で、

正式名称は

「第三大臼歯(だいさんだいきゅうし)といいます。

 

他にも、「智歯」「知恵歯」など、

さまざまな呼び方がありますが、

おそらく皆さんが最も聞き馴染みがある名前は、

「親知らず」ではないでしょうか。

 

 

 

この「親知らず」という名前の由来は諸説ありますが、

一説によると、昔は現代よりも寿命が短かったため、

この歯が生えるころには親が亡くなっていることが多く、

そこから「親知らず」と呼ばれるようになったそうです。

 

そんな親知らずが生えてくるときは、

上あご・下あごの左右に2本ずつで、

合計で4本生えることがあります。

 

しかし、4本とも必ず生えてくるとは限りません。

 

 

「もともと親知らずがない」という方もいれば、

「歯ぐきの中に埋まったまま生えてこない」

という方もいて、

歯ぐきから顔を出す本数には個人差があります。

 

 

 

 

◆親知らずが生えてきたら抜くべき?

 

親知らずが生えてくる際、スペースが足りず、

まっすぐ生えてこないこともしばしばあります。

 

「斜めに傾いた親知らず」や、

「一部だけ顔を出している親知らず」

汚れが溜まりやすいため、

むし歯や歯周病のリスクが高くなるほか、

「智歯周囲炎(ちししゅういえん)という

炎症を起こしやすくなります。

 

 

 

 

また、斜めに生えてきた親知らずは、

歯並びを悪くする可能性もあります。

 

 

このように、周囲の歯や、

歯ぐきなどの歯周組織

悪影響を及ぼしている場合は、

親知らずの抜歯をおすすめいたします。

 

 

 

 

◆無理に抜く必要はありません

 

しかし、正常に生えており、

皆さまの健康に悪影響を及ぼさない場合

無理に抜歯をする必要はありません。

 

ただし、親知らずは歯ブラシが届きにくいため、

むし歯や歯周病にならないよう、

しっかりケアをする必要があります。

 

生え方によっては、『タフトブラシ』

『デンタルフロス』などの

補助的清掃用具を使っていただくのがおすすめです。

 

正しい歯みがきの方法や、

補助的清掃用具の使い方などは、

私たちが皆さんに指導することもできますので、

ぜひご相談ください。

 

 

 

また、親知らずが骨の中に埋まったままで、

痛みや腫れなどの症状が出ていない場合

すぐに抜く必要はありません。

 

 

 

 

親知らずの生え方には個人差があり、

むし歯や歯周病のリスクも人それぞれです。

 

「抜歯が必要かどうか」は、

皆さまの健康を第一に考え、

私たち歯科医院が最善の判断をしています。

 

ご心配なことがあれば、ぜひ一度ご相談ください。

 

 

 

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歯ぐきに異常を感じたら…。3つのトラブルサイン

 

3月の中旬ごろになると全国的に桜が咲きはじめ、
街なかに春の彩りを感じるようになりますね。

 

皆さまの中には、卒業式や入学式といった
新しい門出を迎える方もいらっしゃるかと思いますが、
鮮やかな桜のように、素敵な思い出となることを
祈っております。

 

さて、桜といえばピンク色のイメージがありますが、
品種によって淡いピンクから濃いピンクまで、
少し違いがあります。

 

私たちの歯ぐきも、健康なときには
「薄いピンク色」をしていますが、
なにか病気が潜んでいるときにはその色が変化します。

 

そこで今回は、
歯ぐきの「色」や「状態」からわかる、
病気のサインをご紹介いたします。

 

 

 

 

◆サイン1『歯ぐきからの出血』

 

歯みがきのたびに歯ぐきから出血する場合は、
歯周病の可能性がとても高いです。

 

歯周病とは、歯と歯ぐきの境目から
細菌が内側に入り込み、 悪さをする病気。

 

進行すると歯を支える骨を溶かし、
いずれ歯が抜け落ちてしまいます。

 

 

 

「最近、 歯みがきで出血するな…」と思ったら、
歯科医院にご相談いただくことをお勧めいたします。

 

 

 

 

 

◆サイン2『歯ぐきの腫れ』

 

歯ぐきが赤く腫れている場合も、
歯周病の可能性があります。

 

歯周病は
『サイレントディジーズ(静かなる病気)』
と呼ばれるほど、自覚症状が少ない病気です。

 

そんな歯周病の数少ないサインのひとつが、
先ほどの「出血」と、「歯ぐきの腫れ」です。

 

毎日の歯みがきなどで
こうしたサインをしっかり察知し、
悪化する前に治療を開始すること
とても大切です。

 

 

 

 

 

◆サイン3『歯ぐきから膿が出る』

 

歯ぐきから膿(うみ)が出ている場合は、
むし歯などをきっかけに、
他の病気を引き起こしている可能性があります。

 

むし歯を放置すると、
いずれ神経が壊死してしまいます。

 

すると、歯の根の先に膿が溜まって、
表面の歯ぐきに「ぷっくりとした腫れ」が生じます。

 

そして、たまった膿が行き場をなくすと
歯ぐきから溢れてきてしまうのです。

 

 

 

このような場合には歯ぐきの切開をして、
根っこの治療や、
溜まった膿を取り出す治療をしなくてはなりません。

 

放っておくと、膿の袋を大きくしながら
周りの骨を溶かしてしまう場合もあるので
早めの治療が肝心です。

 

 

 

歯ぐきはさまざまなサインを出して、
その「異常」を教えてくれています。

 

サインに気付いたら、
すぐ当院にご相談ください。

 

特に歯周病は、歯みがきの徹底
歯石の除去をすることで改善が見込めます。

 

ぜひ、私たちと一緒に
健康的なピンク色の歯ぐきを目指しましょう!

 

 

 

小倉歯科診療所
〒770-0047 徳島県徳島市名東町1-240-1
TEL:088-633-2388
URL:http://www.ogura-dental.com/
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